ビジョンの実現に向かって

校長 児玉 純

 桜の花に迎えられ、2024年度が始まりました。子ども達の笑い声、キラキラ輝く瞳が三鷹台のキャンパスにあふれています。72名の新入生と3名の転入生を迎え、全校児童433名のスタートです。
 保護者の皆様、ご入学、ご進級おめでとうございます。子ども達が大きく成長し、希望に満ちた明るい年になることを心から期待します。そして、一人ひとりが自己実現できる学校であり続けるよう教職員一同、努力していきたいと思います。
 立教女学院は、「立教女学院ビジョン2032」を策定し、これからの10年を見据えた新しい歩みを始めます。今年度はそのスタートの年となります。この計画は、小中高3校の教育方針の一貫性と連携、久我山キャンパス、軽井沢キャンプ場などの施設整備が中心となっています。小学校で大きく変わったところは、教育目標の上に聖句を掲げたことです。また、教育目標も見直しをして、中高と一体感のある教育を進めて参ります。
 施設面では、昨年は校庭の遊具の更新工事がありましたが、この春休みに、階段周りの壁がきれいになりました。また、夏休みから11月にかけて小学校校舎や聖マリア礼拝堂の外壁等改修工事、さらに体育館の空調設備の設置工事などが予定されています。足場を組むなどしますのでご来校の際にはご不便をおかけすることもあると思いますが、11月の入試が終わった頃にはきれいに生まれ変わった小学校校舎や聖マリア礼拝堂をお見せすることができると思います。業者とも安全第一に綿密な打ち合わせをしながら進めて参りますので、ご承知おきください。
 私は今年度も、「讃美と祈り、笑顔があふれる立教女学院小学校」を合言葉に学校運営を進めていきます。先月行った学校アンケートも参考にさせていただき、子ども達だけでなく、子ども達を支える保護者の皆様、教職員全員が笑顔で集まることができるような学校にしていきたいと思います。これからも、女学院らしい伝統を引き継ぎつつ未来に向かって歩み続ける立教女学院小学校にしていきたいと思いますので、今年度も、保護者の皆様のご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。