共に多くの体験を
軽井沢キャンプ
毎年6月下旬~7月上旬に3年生以上は軽井沢キャンプに参加します。4年生は2泊3日。5年生3泊4日。3年生は6年生と一緒に2泊3日。3年生が帰京した後6年生はもう一日過ごします。3年生は頼りになる6年生と過ごすことで、憧れや安心感をもらえます。そして自分たちが6年生になったときにその体験を伝えていくのです。学年を積み重ねるごとに違った“たのしみ”を体験します。キャンプ生活を豊かにするためには、相手を思いやり、励まし合いながら、助け合って生活することが大切です。日常を離れ、豊かな自然の中で仲間と共に生活する経験は、新しい自分を発見するチャンスであり、神さまとの出会いのときでもあります。
4年生スタディツアー
自然の営みと命の恵みを実感することをテーマとし、里山の仕組みを学び、里山を流れる川の生き物に触れます。茨城県常陸太田市金砂郷を舞台としたスタディツアーの醍醐味は、本物に触れることはもちろん、地元の方々との交流や、ゆったりと流れる時間です。地元の方々に教えていただき一緒に作るおいしい郷土料理や竹細工、秋色に染まる里山の風景、懐中電灯だけが頼りの夜道と星空……。都会では味わえない体験や人々の温かさに触れ、子どもたちは豊かな感性を育みます。
5年生スタディツアー
茨城県常陸太田市金砂郷で田植えと稲刈りを体験し、農業の楽しさや苦労、収穫の喜びや感謝を学びます。豊かな人生経験とノウハウをお持ちの地元の農家の方々が、自分の孫を慈しむように子どもたち一人ひとりに丁寧に指導してくださいます。稲を真っ直ぐに植える丁寧な手つきと足取り、教わった鎌の使い方の飲み込みの早さ、暑くても最後まで楽しんで仕事をやり遂げる根性、地元の方々にとけこんで距離を縮める人懐っこさ……様々な場面で思わぬ才能を発揮する子が現れるのも、このスタディツアーならでは。5月に自分たちで植え、夏の間大切に育てていただき、9月に収穫したおいしいお米は、給食でいただくほか、学校のバザーでも販売されます。
6年生スタディツアー
2泊3日で宮城県南三陸町を訪れ、三陸の大自然にふれます。2011年3月11日に起きた東日本大震災で被災したこの町の方々と交流させていただくようになり、津波の被害から復興していく姿を毎年見ています。また、復興に携わる地元の方々や漁業・林業・農業に携わる方々の話を聞き体験することで大自然の恵みや環境の問題などを肌で感じていることでしょう。そして将来を担っていく自分たちがどのようなことができるのか、していくべきなのか真剣に考え、これからの活動に活かすことも、大きなテーマとなっています。
芸術活動
芸術鑑賞会
秋には「芸術鑑賞会」として、様々な分野の芸術を鑑賞します。 最近ではオーケストラ、バレエ、声楽などを鑑賞しました。1月には「小さなコンサート」と称し、本校にゆかりのある音楽家を招き、演奏会を開きます。芸術分野で活躍する卒業生が多くいることも、本校の誇りです。
聖劇
12月にはキリストの誕生をお祝いする聖劇を行います。劇と音楽すべてが6年生によって行われ、1年生から5年生は場面ごとの歌で劇に参加します。全校がひとつになって作品を仕上げます。
6年生を送る会
お世話になった6年生の卒業を祝い、各学年が趣向を凝らした劇や合奏、合唱などを贈ります。6年生は英語劇をします。英語がわからない子にも伝わるように楽しい劇を用意してくれます。一人ひとりが力を発揮した素晴らしい発表に、礼拝堂は感動の拍手に包まれます。
クラブ発表会
1年間のクラブ活動の集大成として、劇クラブ、ミュージカルクラブ、バトン・チアクラブ、器楽クラブが発表をします。初めて楽器を持った子や劇に取り組んだ子も、堂々と舞台に立っています。