顔が見える関係
校長 児玉 純
運動会や入試関連行事などがあり、慌ただしく過ごしているうちに季節は夏から冬に一気に変わりました。美しい四季といわれていますが、四季ではなく二季になったという声があちこちから聞こえてきます。セントラルコートのハナミズキも、大慌てで冬支度を進めています。
学校では今年も藤の会の皆様が、様々な活動をして子ども達の成長を支えてくださっています。多くの方がその活動に携わっていてくださる様子を見る度、いつも感謝の思いでいっぱいになります。ただ、その活動する姿を拝見するのはお母様方の事が多く、お父様方とお会いする機会はそう多くはありません。これは、前任の公立校ではさらに極端で、残念ながらお父様方の名前とお子様が一致することはたいへん少ないのが実状です。幸いにも、本校には「お父さんの会」があり、毎年何回かイベントに参加させていただいているので、公立時代よりお父様方とお話しする機会は多いように思います。そこで初めてお話しした(もしかしたら入試面接でお話ししているかもしれませんが)お父様と、その後顔を合わせる度に笑顔で挨拶を交わすことができるようになることもあります。これは、私にとってとてもうれしいしいことです。
「お父さんの会」のイベントに参加していつも感じるのは、公式の会議ではできないフランクな会話ができるということです。もちろん公式の会議は大切ですが、お互いをよく知るという意味では、少しリラックスしたシチュエーションでお話しすることも必要です。先日もそんな雰囲気の中で、「入試面接は、人生の中で一番緊張したなぁ。」とか、「毎朝学校まで送っていった娘に、『もう、一人で学校に行く。』と言われたときの寂しさったらなかったなぁ。」とか、心の底にしまっていたお話も聞くことができました。こんなたわいもない会話から、「どんな人なのか」とか「どんな考えをもっているのか」というようなことを無意識のうちにお互いに感じ取ることができます。
イエス様は大勢の前でお話しになることもありましたが、道で出会った人に声をおかけになったり、突然話しかけてきた人にもきちんとお答えになったりしています。イエス様が意識されていたのは常に「大衆」ではなく、「その人」だったように思います。群衆をご覧になって感想を述べられたこともありましたが、基本的にはそこにいる一人ひとりと向き合っておられました。
学校は社会生活、集団行動を学ぶ場でもありますが、子ども達を集団としてだけではなく個として接する場です。これは、保護者の皆様に対しても同じだと思っています。「ご家庭と学校が両輪となってお嬢様の成長を支えていきましょう」といつも話していますが、その基本はコミュニケーションです。保護者の皆様の顔と名前が一致するような機会をこれからも大切にしていきたいと思っています。子ども達の名前を覚えるのでさえ四苦八苦しているのが現状ですが、保護者の皆様と「皆様」だけではなく「○○さん」と言える関係を大切にした学校運営を行っていきたいと思います。
今年も中庭にクリスマスツリーが点灯しました。神様に祝福された、温かいクリスマスをそれぞれのご家庭が迎えられますようお祈りいたします。
≪ 遠足 1・2年生 多摩動物公園 ≫
1・2年生の秋の遠足では、多摩動物公園を訪れました。紅葉が始まった美しい秋の自然を楽しみながら、電車やモノレールを乗り継いで向かうと、広い園内でのびのびと過ごす動物たちが待っていました。
ライオンの唸り声やオランウータンがロープを軽快に渡る姿に、歓声を上げる子どもたち。動物の歌を歌いながら歩く様子もありました。おいしいお弁当からパワーをもらい、最後まで元気に坂道を歩き続けた子どもたちの姿に、成長を感じました。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 1年生の日記より ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
・たくさんどうぶつがいて、みたこともないどうぶつもたくさんいました。わたしははじめてバクをみました。白とくろのパンダみたいでかわいかったです。びっくりしたことは、キリンがえさのかごからべろでじょうずにとったところです。
・コアラのねむたそうな目がしっとりしててかわいかったです。アフリカぞうがはなでくさをとっているところが見られてかんどうしました。
・オランウータンがつなわたりのようなところであそんでいました。子どものオランウータンが「こわいなぁ、たかいなぁ。」とおもっているようにみえました。大じょうぶかなぁとしんぱいになりました。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 2年生の日記より ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
・わたしが一ばんかわいいと思ったどうぶつはモモンガでした。わたしはモモンガがかわいすぎて、いえでかいたいなと思いました。
・お友だちと食べるごはんはいつもよりおいしくかんじました。とくにおにぎりがおいしかったです。
・ライオンを見るのは、はじめてなので、わたしは「ライオンのたてがみってこんなにボリュームがあるんだ」と思いながら見ていました。キリンがはっぱをすごくちかくでたべているのが見られました。するとキリンのべろがくろくてながかったので、わたしは、「キリンってなんでもながいんだなぁ。」と思いました。
≪ 遠足 3年生 高尾山 ≫
秋が深まり紅葉が美しい季節、3年生は高尾山に行きました。吉祥寺駅に集合し、電車では程よい緊張感をもって、周りに気をくばりながら行くことができました。高尾山口駅に着くと、空気が変わったのを感じました。「山の香りがする!」そんな声も聞こえてきました。
いよいよ登山の始まりです。一号路は、舗装された道路で幅もあり歩きやすいのですが、急な坂が続きます。先を見た子どもたちからは「この坂、いつまで続くの。」と弱音が聞こえてきました。細かく休憩をはさみながら何とか登りきると、今度は薬王院に向かって急な階段が現れます。「足の感覚がなくなってきた。」「もうだめだ。」と思った頃、山頂に到着しました。山頂では、光り輝く富士山が私たちを迎えてくれました。下りは、再び薬王院を通りケーブルカーへ。日本一の急勾配では、落っこちてしまいそうな重力を感じました。6分間のあっという間の旅に「行きはあんなに大変だったのに、もう着いちゃった。」と、驚きの声。
山で出会う方々とあいさつを交わし、友だちとおしゃべりをゆっくり楽しみながら歩く時間は貴重な経験となったようです。登山の遠足の良さをいっぱいに味わうことができました。
≪ 4年生スタディツアー 茨城県 ≫
11月11日~12日、1泊2日のスタディツアーに行きました。4年生にとって初めてのスタディツアー。気持ちの良い秋晴れの下、登山と農業体験を行うことができました。
最初のプログラムは筑波山のハイキング。『西の富士、東の筑波』と富士山と並び称される筑波山。日本百名山の中でも、標高が低く、比較的気軽に登山が楽しめる山としても有名とのこと。しかし、いざ、つつじが丘駐車場から歩き出すと、延々と続く階段に早くも「ひーひー、はーはー。」の先生たち。しかし、子どもたちは元気いっぱい。ごつごつした岩の道も、「アスレチックみたいで面白い!」と楽しみながら進む様子が見られました。本格的な登山道に入ってからは澄んだ空気を味わい、紅葉が始まり色づく山の景色を楽しみながら進みました。天候にも恵まれ、山頂からは日本で2番目に広い湖、霞ヶ浦や、広大に広がる関東平野を見ることができました。
2日目は鯉淵学園農業栄養専門学校へ行き、農業体験をさせていただきました。脱穀機や手回しの唐箕(とうみ)の体験をしたり、専門の機械でお米を選別する様子を見学したりしました。収穫した稲が、自分たちが普段目にしているお米になるまでの過程を見ることができ、とても勉強になりました。もう一つのプログラムは、畑仕事。落花生の収穫チームと、玉ねぎの苗の植え付けチームに分かれての活動になりました。農業体験を行うことで、農家の方の苦労を感じ、食べ物に対するありがたみの気持ちが増したことでしょう。スタディツアーの学びを糧に、これからの生活の中で「食」を大切にする気持ちが高まっていくことを願っています。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 日記より ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
・山ちょうの少し前が、とてもごつごつしている岩場で、どうやって登ればよいのか困りました。けれど、人が沢山歩いた所は銀色に光っていたので、そこを通って登りました。
・頂上に着くまでの道のりは、聞いていたよりも短く感じました。それはきっとみんなで楽しくおしゃべりしながら登ることができたからだと思います。頑張って登って、頂上から見た景色はとても美しかったです。
≪ 英語 de 給食 ≫
「こっちこっち!」「一緒に食べたい!」と、食堂で弾む声がよく聞こえてきます。英語のネイティブ講師に嬉しそうに(時に必死に)声をかけ、テーブルにもう一人分のスペースをササっと空けてくれる子どもたち。本校は教員も全校児童と一緒に食堂で給食をいただきます。英語の講師も一緒に給食や祝会のお食事をいただいています。食卓を囲む中で、普段の英語の授業とはまた少し違った会話をお互いに楽しんでいるようです。
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EACの先生方が来校された際も
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みんなで会話を楽しんでいました。