心を寄せる
年間通して、異学年で交流する場面や行事があります。互いに相手を気づかい心を寄せる経験は、「隣人を愛せよ」と言われた神様の教えそのものです。
目指す女性像が近くにいる環境と、ありがとうの言葉で、子どもは大きく成長します。
1・6年生 パートナー制度
立教女学院小学校では、1年生と6年生がペアになり「パートナー」として1年を共に過ごします。6年生は、1年生の朝の準備や給食のお世話をしたり、休み時間には1年生と一緒に遊んだりします。1年生にとって、6年生のお姉さんはさまざまな学校生活の場でやさしくサポートしてくれる心強い存在です。
1年生と6年生の交流は1年間のみですが、それぞれお互いのパートナーをよく覚えていて、中高時代、そして大人になっても年賀状のやりとりをするなど、ずっと交流が続くこともあるようです。
歓迎遠足
入学式から2週間ほどたつと、1年生も通学や学校生活に慣れてきます。そんな時期に行われるのが歓迎遠足。6年生のお姉さんと、近くの井の頭公園に歩いて遠足に行きます。緑の中でおいしいお弁当を食べ、上級生、同級生と交流することで、たくさん友だちができます。手作りの名札
1年生が英語の授業で胸につける名札は、パートナーの6年生が手作りしたものです。6年生は家庭科の授業で、1年生の喜ぶ顔を思い浮かべながらフェルトや糸の色を選び、自分のパートナーの名前を刺繍します。
1・2年生交流
2年生は、1年生にとって最も身近なお姉さん。
1年生と2年生は「学校たんけん」や「七夕まつり」や「2年生まつり」などのさまざまな行事で交流を深めます。
特に「2年生まつり」では、2年生が自分たちで出し物の内容を考え、準備を進めます。2年生は、自分たちがしてもらったように「1年生に喜んでもらいたい!」という気持ちで、一生懸命準備に取り組みます。
3・6年生キャンプ
3年生と6年生は、一緒にキャンプへ行きます。
キャンプ準備では顔合わせから始まり、係決めやメンバー紹介の出し物の練習などを行います。そして、キャンプ中は3年生と6年生が同じグループで寝食を共にして、学年を超えてお互いに相手を思いやり、助け合って生活をします。
初めてのキャンプでも、6年生のお姉さんがいることで3年生は安心して過ごすことができます。
縦割り掃除
4年生から6年生までは、グループごとに協力して掃除を行います。
授業を受ける場所を自分たち自身で掃除することで、教室をきれいに使うことの大切さを知り、協力する心を育みます。