親子で学ぶ防災体験～首都直下地震に備えて～

⽇時: 2025年９月
場所: そなエリア東京（東京臨海広域防災公園）
参加者: 35名（５年生16名、保護者・ご家族19名）
主催: ５年生お父さんの会幹事

　まだまだ厳しい残暑が続く中、「防災について改めて学び直そう！」という思いのもと、「そなエリア東京」（東京臨海広域防災公園）を訪れ、防災体験学習ツアー「東京直下72hTOUR」に参加して参りました。
　「そなエリア東京」は、日本で唯一の国営防災公園「東京臨海広域防災公園」内にある施設で、首都直下地震発生後の72時間を生き抜く知恵を学ぶ防災体験型学習施設です。被災地や避難所の様子を再現した実物大のジオラマ展示がなされており、体験ツアーでは、マグニチュード7.3・最大震度７の首都直下地震が発生した想定の下、タブレット端末を使ったクイズに答えながら、地震の発生から避難までを追体験しました。暗がりのビル・災害現場の中をクイズに答えながら進んでいくという、普段中々味わえない経験・学びの機会を得ることができました。エレベーターに乗っている最中に地震が発生するところから始まるのですが、「本当に閉じ込められたのではないか？」と皆、不安になるほどの緊張感がありました。（なお、エレベーターは実際には動いておりません。）通路を抜けた先でツアーであることを思い出し、皆ほっとした表情を見せていました。再現された災害現場や避難所の様子を目にすることで、首都直下型地震が発生した場合に「自分や家族はどう行動すべきか」を具体的に考える貴重な機会となりました。
　体験ツアーの後は、地震発生後を生き抜くヒントや備えたいグッズを紹介・展示する「自助体験コーナー」、地震の仕組みや被害想定などを解説する「首都直下地震特設コーナー」、また、首都直下地震発生時に緊急災害現地対策本部の候補地となる「オペレーションルーム（映画のセットのようでしたが、実際映画のロケに用いられております。）」など、様々な展示・コーナーを通じて、防災についての理解を深めることができました。
　見学後は簡単な防災ワークを行い、「CoCoねっと」災害時被災報告カードや「避難校ネットワーク」を確認しました。通学経路上にある最寄りの避難校を地図にマッピングするなど、各家庭での避難対応・方法についても親子で再確認することができました。
　最後にお祈りをして、改めて日々の平穏・安全に感謝しつつ閉会となりました。お父さんの会としては、引き続き親子で共に学び、心と命のウェルビーイングにつながるイベントを催してまいりたいと思います。