祈りの中で
校長 児玉 純
「なぜなら律法全体が、『隣人を自分のように愛しなさい』という一句において全うされているからです。」
ガラテヤの信徒への手紙 5章14節(聖書協会共同訳)
4月になるのを待ちわびたように、セントラルコートのハナミズキが一斉に芽吹き始めました。72名の新1年生の皆さん、保護者の皆様、ご入学おめでとうございます。また、362名の2年生から6年生の皆さん、保護者の皆様、ご進級おめでとうございます。
立教女学院小学校の2025年度が、今日から始まりました。子ども達は新しい教室、新しいクラスメイト、新しい先生と出会い、様々な感想を持って帰宅したのではないかと思います。この時期、各クラスでは学級作りが行われます。学級によってクラスの目標を決めたり、係や当番を決めたり、そのクラス特有のルールを決めたりします。もちろんクラスのルールは学校全体の約束の範囲の中で決められていきます。この学級作りによってクラスごとの特徴が現れ、学級のまとまりが出てきます。ですから、この「最初の約束」が、学年の終わりまできちんと共有され守られること(途中で話し合いによって修正されることはありますが)がとても大事です。お子様の学級がどんな思いでこの一年をスタートさせたか、ご家庭でも話題にしていただけたら幸いです。
冒頭の聖句は、今年度から使用する「聖書協会共同訳」から引用しました。『隣人を自分のように愛しなさい』という教えは、立教女学院が一番大切にしていることです。教職員一人ひとりが、様々な教育活動の中で常にこの聖句を意識して子ども達に語りかけ、支援しています。
今年度も、神様に祈りながら全教職員でお子様の成長のために力を合わせていきます。そして、子ども達だけでなく、子ども達を支える保護者の皆様、教職員全員が笑顔で集まることができるような学校にしていきたいと思います。保護者の皆様のご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。