学校生活

小学校だより

2013/4/1

第162号 2013年3月19日

2012年度を終えるにあたり         校長  清水 良一

春への息吹を其処に戴くことができるようになって参りました。寒さに震えていた校長室向かいのハクモクレンも「ここに居ますよ」とその蕾を膨らませ心弾む季節の到来が近いことを告げてくれています。

立教女学院創立135周年。記念となる2012年度を間もなく終えることができますことを感謝申し上げます。私は今年度をもって規程に則り校長職を満了することになりました。ありがとうございました。

保護者の皆様方におかれましては保護者会への出席を始めとして教育活動に大きなお力をいただきました。藤の会・大津留敬之副会長、高橋孝幸監査役、幹事の皆様方、子どもの成長を支える懇談会、集団下校別懇談会、ボランティアサークル、礼拝堂ピアノ奉仕、お話勉強会ピッピ、おはなしおばさん、動物介在教育への力添え、お父さんの会、通学路安全サポート、チャリティ・デーやリサイクルバザー等へのご協力など多くのお支えを誠にありがとうございました。

聖書に「萬のわざに時あり、得るに時あり、失うに時あり」(伝道之書)と記されているところですが、「院長のもとにあって校務を統理し、職員を指導監督」する職務を託され、2期8年間が経ちました。職務にあたりましては、次のように記された立教女学院の使命を念頭において遂行できるように励んで参りました。

「立教女学院の使命(ミッション)は、このような歴史的伝統と遺産を継承しながら、絶えずその時代状況にふさ
わしい創造的な教育実践を展開し、優れた知性、自由な精神と豊かな感性、そして謙遜な品性を育み、神と人と
に奉仕する人間形成に仕えることにあります」(立教女学院『礼拝用書』)。

全国2万2千の小学校(児童総数700万人)において、他の学校では成し得ない立教女学院小学校ならではの教育をどう展開し保護者の皆様の期待にどうお応えしていくか。「使命」を具体的な小学校課程・成長段階に添ってどう実行していくのか。これらに真正面から向かい合うことができましたことは大きな幸せでした。

想起いたしますならば、元理事長の小川清先生は「小学校設立は、立教女学院の百年を飾る歴史の中でも特筆さるべき、そして誇るべき大事業であったと思う。当時の学校責任者としては冒険でもあったと私は思う。それを敢えてした先生方の卓見に敬意を表すべきだと思う。」(『回顧五十年』)と記しておられますが、「汝の少き日に汝の造主を記えよ」に基づき、諸先輩が受け継いでこられたこの清廉な空気の地において、喜びと感謝、心地よい緊張の「時」をもって歩ませていただきましたことを感謝申し上げます。

6年生の卒業を心からお祝い申し上げますと共に、お恵みのうちに今年度を終えることができますことを深く感謝いたします。ありがとうございました。

新年度からは小学校の新しい舵取りが就任いたします。どうぞよろしくお願い申し上げます。

2013/2/18

第161号 2013年2月18日

クラブ活動紹介

バトントワリングクラブ

はじめまして。今年度新しく発足したバトントワリングクラブです。
バトントワリングというのは、英語で「棒を回す」という意味です。きらきらひかるバトンを回しながら踊るトワラーの姿を、パレードやお祭り、イベントのステージなどでご覧になったこともあるかもしれません。近年では、競技としての発展も目覚ましく、日本のトワラーは世界の中でも大活躍をしています。  私たちのクラブは、体を動かすことや踊ること、そして自分を表現することに興味いっぱいの12名のメンバーが集まって、楽しく活動しています。バトンを回すことだけではなく、いろいろな種類のステップや体の動きを一つ一つ身につけていきます。他に、ポンポンを使った振付けにも挑戦しています。自らアイディアを出し合い、踊りを作り上げていく中で、お互いのことが良く分かってくるのも楽しみの一つです。
今年度の一大イベントは、10月に行われた運動会。開会式の入場行進で、パレードストラット(行進しながらの演技)を披露するチャンスをいただきました。日頃の活動の成果を発揮しようと、メンバーは休み時間を使った練習に自主的に取り組み、当日に臨みました。初めての晴れの舞台、緊張と高揚の中で、一生懸命に踊りました。演技を終えた後の、充実に満ちた嬉しそうな表情は、今でも忘れられません。
これからも、クラブ活動を通して、新しいことにチャレンジする気持ちや、何かができるようになる喜びを大きく膨らませていきたいと思っています。

バスケットボールクラブ

バスケットボールクラブは、11月にある私学体育発表会の試合で力を発揮することを目標の一つとして練習に励んでいます。最初に体操やランニング、そしてドリブルやシュート練習を、その後に練習試合を行っています。練習で習得した技術を試合でもしっかり生かすため、日頃から声を掛け合うこと、お互いにアドバイスしあうこと、自分の動きを振り返ることを心がけています。
このような練習を積み、今年度は二つの学校と試合をして無事勝利を収めることができました。試合を振り返った感想と、他校から学んだことをご紹介します。

・試合に参加してシュートを決められて嬉しかった。 左手のドリブルと右手でのドリブルシュートを確実にできるように練習しようと思った。
・シュートを決められてよかった。けれども、リバウンド(シュートし損ねて跳ね返ったボール)を相手チームに取られてしまったのが悔しかった。
・チームとしてどんどんゴールに近い人にパスをつなげられたのはよかった。他のチームは走るのがとても速くてびっくりした。きちんと走る練習もしようと思った。
・シュートをすることはできなかったけれど、ボールをパスでつなげることはできたのでよかった。

3月には他校との交流試合も予定しています。一人一人がチームのために持てる力を発揮し、お互いを高め合っていける機会になればいいなと思います。

サイエンスクラブ 

サイエンスクラブは少人数ですが、その分授業ではできないような実験や体験を毎週行っています。さらにクラブの特徴として、2学期からはメンバーが順番に担当し、「自分がやってみたい」「みんなに紹介したい」と思う実験を、自分で調べて準備してもらっています。
その中の一つ「人工イクラ作り」を紹介します。昆布などに含まれる「アルギン酸ナトリウム」をお湯に溶かし赤く色づけし、スポイトを使って塩化カルシウム水溶液の中に一滴一滴落としていくと、次々と丸いプヨプヨした人工イクラが水面から沈んでいきます。取り出してみると本物のイクラそっくりの見た目と手触りです。力を入れすぎると細長い「ひもイクラ」ができる事や、食紅では本物らしく見えない事や、何週間たっても腐らない事など、やってみないとわからない事がたくさんありました。その後教員室前に展示しましたので、見てくれた児童も多いと思います。ちなみに、人工イクラはタンパク質で出来ていないので、お湯の中に入れても白く色が変わったりしません。「どこかで食べたか?」とご心配の方もいらっしゃるかもしれませんが、現在はロシアなどから安くイクラが輸入されているので、流通していないそうです。ただ、同じ仕組みで作られる人工キャビアは流通しています。
クラブが出来てから10年近くになりますが、今年も「人工イクラ」を初めとして「ミルクもち」「チョークで炎色反応」「線香花火」「浄水器」など、今までにない新しい企画が子どもたちから続々と寄せられました。これからも子どもたちと一緒に、ドキドキする経験が出来るサイエンスクラブでありたいと考えています。

 

2013/1/11

第160号 2013年1月8日

作業、「おおもと」作りを  校長 清水 良一

2013年、新春のお喜びを申しあげます。
その人生に幸多からんことを願いあれやこれやと期待を込めて親は我が子を育てます。私はどう育ててきたのでしょうか。一言で申せば、「1人でもやっていける『おおもと』を育てる」ということでした。今はもう社会人となっている息子2人と娘。次のような2つの作業を行ったことを思い出します。

(1)「レンガ敷き」
あれは、娘が小学校上級生のころのこと。当時、築40年の我が家。雨が降る度にぬかるむ玄関先。その改善にとぬかるむ庭の小さな通路にレンガを敷くことにした。
先ずは、近くの日曜大工店にブルーバードで出掛けてのレンガの買い出し。車体が道路面に沈み込むほどの赤レンガを荷物入れと後部座席に積み込み帰宅。腰を痛めぬようにと用心しながらの荷降ろし。
一服後、ぬかるみ改善の現場整地。百円ショップで購入した愛用のシャベルなどを総動員。敷き込むレンガの厚み分だけ地面を掘り下げる地ならし作業。
梅雨の晴れ間の太陽が2人の額に汗をもたらす。漂う蚊とり線香のけむり。上の息子達は部活とのことで外出中。娘と私とのいつ終わるとも知れない、合わせて5平方メートルほどの庭通路面のレンガ敷き作業。終了の目途がついたのは、3時のおやつのころ。
2人でレンガを敷き終える。もう15年も前のひとコマ。その日、私が玄関を背に、娘は山吹の咲く門を背にして作業をしたことを思い出す。

(2)「パンク修理」
片道70分ほどの徒歩通学で始まった私の小学校1年生。見かねてか自転車通学の近所の中学生、松田さんが時々私を乗せてくれた。
砂利道を走る自転車の振動がもろに荷台の私に伝わる。痛いとも言い出せない。だがこの上ないありがたいことであった。
父が自転車を購入できたのは随分あとになってからであった。自転車に機械物としての興味も覚える。バンク修理の仕方も父のやり方に従い見よう見真似で身に付けた。
以後、自転車のパンク直しは我が家の手作業。およそ次のような手順の作業をもって中学生の息子達にも教えた。
□チューブの取り出し ①バルブキャップと袋ナットを外しプランジャーを抜き出す。 ②バルブナットを緩めて外す。 ③タイヤレバーを使ってタイヤを引き起こす。 ④チューブを引き抜く。
□パンク個所探知 ①チューブにプランジャーを取り付け、空気を入れる。 ②チューブを水に浸けて泡が出ている所に印を付ける。
□パッチ張り ①紙やすりでチューブの接着面を十分に「荒らす」。 ②ゴム糊を付けて指で薄くのばす。 ③ゴム糊が乾いたら、パッチを貼り付ける。④十分接着するように圧する。
□チューブ入れ ①バルブをリムの穴に入れてチューブをタイヤ内に収める。 ②プランジャーを組み付け空気を入れて完了。― 上達には年季のいる作業だが親子の作業となる。

(3)「おおもと」を育てる
「1人でもやっていける『おおもと』」とは、どのようなことを指すのでしょか。それは、「そういえば、いつかお父さん(お母さん)と一緒にやったよね」「あの時のこと、原点の一つになっている気がする」と何かの機会に我が子が思い出してくれる可能性のある「協働作業」であります。
親においては己の人生から得た「本気度」を上げた「協働作業」であります。我が子が如何なる事態に遭遇しても、1人でなんとか事態を切り拓いていく原動力の「おおもと」となってくれるであろうことが期待できる「協働作業」。
「主催者」の親にとっては、淡い期待に終わるかもしれませんが、それも承知の上で我が子と協働して何か作業をしたいものです。
作業実行においては「本気度」を上げますが、「親子で一緒に、楽しく」。そして、「さりげなく、スマートに」です。

3学期、またどうぞよろしくお願いいたします。

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東北訪問ボランティア「ルピナス」

学院の保護者有志でつくる東北訪問ボランティア「ルピナス」のお母さま方が11月13日に福島県郡山市のセントポール幼稚園、22日には会津若松市の若松聖愛幼稚園を訪問し、それぞれの幼稚園の子どもたちに歌や読み聞かせ、人形劇などの楽しい公演をプレゼントしてくださいました。今回は子どもたちへの公演の後、それぞれの幼稚園の保護者の方々と食事を共にしながら懇親の時間を持たせていただきました。
子を想う同じ親同士ということもあるからでしょうか、短い時間ではありましたが互いに心をひらき、相手のことを思いやり、とても温かな交わりの時間だったと思います。震災は辛く悲しい出来事でしたが、復興支援の取り組みの中で私たちが出会わせていただいた人々とのつながりをこれからも大切にしていきたいと思います。ルピナスの方々へ届いた園長先生からのメッセージをご紹介させていただきます。

大震災とその後の原発事故から1年9ヶ月が経とうとしております。お陰様で最近は、幼稚園舎内外の放射線量は問題ないとされている数値まで下がりましたが、地域全体での除染活動が未だに進まず不安が解消されていないことにより、今現在も園内の床の水拭きを欠かさず行い、園庭での外遊びを自粛し、子ども達を守ろうと懸命に努力しております。  昨年は室内で守ることが一番と考え、室内遊びは充実して行っておりましたが、結果として閉じ込めてしまう状況になっていたこと、反省だけで未だに心が痛んでいます。今年度は、気持ちを切り替え、園外保育を多く取り入れた活動を充実させ、園児も教師もリフレッシュすることが出来ていると実感しております。何が良くて何が悪いのか…まだまだ葛藤は続きますが、これから未来のある子ども達のために良いと思うことは取り入れ、前を向いて歩こうと思います。
 いつも、郡山の地を想いお支え下さいます皆様がいらっしゃることで、「大丈夫!大丈夫!!」と自分自身に言い聞かせ前を向いて進むことが出来ております。これからも教職員一同、子ども達の笑顔を守るために努力して参りますので、引き続きお祈りいただけましたら幸いです。 (セントポール幼稚園長・菊地温子)

 

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