学校生活

小学校だより

2020/3/2

第255号 2020年1月31日

新型コロナウィルスによる感染症の流行    校長 佐野 新生

 学年末のまとめ、6年生を送る会への準備等で忙しい毎日ですが、新型コロナウィルスの流行、というニュースが入ってきました。1月28日の段階での新型コロナウィルスについての知見をまとめておきたいと思います。

 コロナウィルス、というのは、人間にとってはいわゆる「かぜ」のウィルスとしてポピュラーなもので、人間の間で感染するものが4種類あるのだそうです。しかし、現在中国から世界中に感染が広がっているのは、これらとは異なる、新型のコロナウィルスです。電子顕微鏡で見ると丸くてぎざぎざした形が太陽のコロナ(王冠)のように見えることからこの名が付けられているそうですが、2003年に流行したSARS、2012年に流行したMERSも、新型のコロナウィルスによるものでした。
 今回の新型ウィルスに感染すると、熱や空咳、息苦しさ、筋肉痛、倦怠感などが1週間程度続き、症状が軽い段階では体温がほぼ平熱のままですが、悪化すると重篤な肺炎、腎不全等に至り、そうすると生命も危険になるという経過をたどります。感染してから症状が出るまでの潜伏期間については、中国の保健当局は、比較的症状が軽い患者ではおよそ10日前後で、最も短いと1日、最長で14日で発症しているとしています。インフルエンザと同様に潜伏期間中も感染力があるため、感染阻止が難しいウィルスです。1月20日では中国本土で患者数が198名だったのが、1月23日で830人、さらに4日後には中国本土で患者数2700人以上、死者80人以上、翌日1月28日には患者数4500人以上、死者106人、中国本土以外の地域でも、日本、タイ、韓国、台湾、アメリカなど17の国と地域で65人の感染者と報じられています。
 駅や空港、道路が閉鎖され、他の地域との移動を厳しく制限されている中国武漢市からは、食料品などが姿を消したマーケット、患者が次々に押し寄せる病院、そこで治療を行っていた医師が過労でヒステリックに泣きわめく映像なども報じられました。日本政府は政令で、今回のウィルスによる肺炎を 、感染症法の「指定感染症」と、検疫法の「検疫感染症」に指定しました。今後は日本の空港や港でもウィルス検査が行われ、感染の疑いのある人に検査や診察が指示され、従わない場合には、罰則や、感染症の対策が整った医療機関への強制入院といったことも行われます。武漢にある日系企業は159社、在留日本人は約460人ですが、その方々の帰国のために日本政府は2便のチャーター機を準備しました。その後、帰国予定人数と便数が増やされています。
 ウィルスは変異し得るため、どのような能力を持つかを予測するのは困難で、今後も警戒が必要です。しかし、現在のところWHOは通常のインフルエンザよりやや強い程度の感染力と見なしています(麻疹ウィルスによるはしかの感染力はこの新型の2倍以上)。また、致死率についても、過小に見積もることは危険ですが、SARSは約10%と言われ恐れられましたが、現在のところは3%から4%と見積もられています。重症化した患者は感染者の約4分の1、死亡した人のほとんどは高血圧や糖尿病、それに心臓や血管の病気といった、免疫を低下させるような持病があったということです。日本国内で発見された最初の患者もすでに治癒しています。落ち着いた対応が必要です。
 東京医科大学病院の濱田篤郎教授は、確実に効果があるのは手洗いであり、次にマスクと考えていただくのがいい。基本的にはインフルエンザにかからないような対策。手をこまめに洗う、といったことが求められる。ただ、注意しなければいけないのはお年寄りで、特に持病がある方は、できるだけ外に出ないようにするという心掛けも必要になってくるかもしれない、と述べています。

 以上、ご参考まで。事態の推移に注意を払いながらも、現在のところは手洗い、うがい、人混みではマスクをつける、十分な睡眠と栄養摂取、ということを日常の生活の中で心がけ、発症が疑われた場合は学校を休み、早めの受診を心がけてください。冷静な対応を心がけていきたいと考えています。
 尚、1月28日の文科省からの通達で、新型コロナウィルス感染症は、学校において予防すべき感染症の第一種とみなされ、治癒するまで出席停止になることも併せてお伝えしておきます。

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≪ドッジボール大会≫
 1月22日(水)の午後から、4~6年生のドッジボール大会が総合体育館で行われました。各クラス赤・白の2チームに分かれて、計12チームによる戦いです。各クラスとも3学期に入ってから、本格的に体育の授業、休み時間、担任の先生の時間などを使って、練習に励んできました。そして、キャプテンを中心に作戦や各々の動きを確認する話し合いも充実させてきました。
 リーグ戦を勝ち抜いたのは、経験豊富な6年生の4チームとなりました。準決勝では、大接戦の末2ゲームともに1人差で決着。決勝戦は、6年B組同士の戦いとなりました。ゲームは一進一退の攻防が続き、応援にも熱が入ります。結局、8分間では決着がつかずに、2分間の延長戦を行い、6対3で6年B組の赤が優勝を収めました。(ちなみに、その後に行われた恒例の教師チームとの一戦では、11対5で教師チームの勝利!)大いに盛り上がり、笑いあり涙ありの大会となりましたが、どのチームも最後まで諦めずに戦うことができました。4・5年生はこの経験を来年にぜひ生かして欲しいと思っています。(体育科 草苅)
【成績発表】
優 勝…6年B組 赤
準優勝…6年B組 白
第3位…6年A組 赤
第3位…6年A組 白

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≪小さなコンサート≫
 1月27日(月)5校時、聖マリア礼拝堂で小さなコンサートを開きました。お招きしたのはピアニスト田中功一さん。立教女学院短期大学で教鞭をとっていらっしゃる先生でもあります。
 ピアノは大変身近な楽器ですが、学校では伴奏楽器としての働きが多く、ピアノ単体の音をじっくり聞くことは少ないかもしれません。ですので、今回は十分にピアノの響きを味わってもらいたいと思い企画しました。
 目の前で繰り広げられる高速の手の動きに合わせて、自分の膝の上で指を動かす一年生の姿がほほえましかったです。耳、目、体で音楽を感じている証拠、本物に触れることの重要性を感じた一瞬でした。
 ソロ曲2曲、奥様の田中かおりさんとの連弾曲6曲、寒い冬にほっと心温まる時間となりました。(音楽科 上川)

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≪子どもたちの作品≫
6年家庭科 紙刺繍
聖書・聖歌の中から、好きな言葉や心に残った言葉を選んで、一針一針丁寧に刺繍をしました

 

 

 

 

6年図工 自刻像
自分の顔をうつしとった彫刻の像。声が聞こえてきそうな、表情豊かな作品です

 

 

 

 

4・5年生 書初

 

 

 

 

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