学校生活

小学校だより

2019/4/26

第244号 2019年4月6日

新たな気持ちで    校長 佐野 新生

 神様の護りと導きの内に本日無事に2019年度の始業式・入学式を迎えることができました。お嬢様のご入学ご進級、本当におめでとうございます。
 学院は今年も最も美しい時期を迎えています。ハクモクレン、サクラ、八重桜、ユキヤナギ、サツキ、ツツジ、ハナミズキ、そして藤棚の藤の花、と、これからも次々に咲き連なっていきます。4月1日には新元号が発表され、万葉集の「梅花の歌三十二首」の序文にある、「初春の令月にして、気淑(よ)く、風和らぎ、梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は後の香を薫(かお)らす」との文言から「令和」と定められました。本学院では西暦標記を用いることを基本としており改元の影響は特にありませんが、子どもたちもこの節目の時に未来への希望を新たにし、皆と心を合わせ、力を合わせて令(よ)い時代を創っていって欲しいと願っています。

 今年度もキリスト教に基づく心の教育を柱とし、一人ひとりの個性を尊重しながら、教科指導、生活指導にしっかり取り組みます。我が国のみならず、先進各国も次代を担う人物の育成を重視し、教育改革に大きなエネルギーを注いでいます。すでに本校では学習指導要領改訂の方向を先取りする方向でWell Learning Projectを導入し、教育方法の改善や様々な活動の導入等を行ってきていますが、今年度も守るべき伝統と改めていくべき内容とを理性的に吟味し、さらに良い学校にしていくことを目指します。小学校で身につけるべき各教科の知識技能の確実な定着、確実に丁寧に日々の努力を積み重ねていく習慣形成、児童が自らの学習方法を獲得していくための支援等々への取り組みに加え、いわゆるSTEAM教育(Science,Technology,Engineering,Art, Mathematics)、の方向の充実も図り、AI時代にも生き生きと活躍できる人物への成長を期待しています。

 今やAIは人の能力を補強し支援する方向で様々な場面に導入され始めています。AIは人間の職種を奪う、とも言われますが、大正期に約35000種あった職種は、平成の初期段階で約18000種に減少しているそうで、時代状況の推移によって職種が変化するのは当たり前のこと、むしろ新たな産業や職種が誕生すると考える方が妥当です。大切なことは、AIの恩恵が特定の人にだけでなくすべての人々にもたらされ、人々が幸せになる、社会の平和が実現する、ということです。「良い」「幸せ」につながる方向を正しく選択していくことが、人間の大きな責任であると考えられます。
 十分な基礎能力と豊かな個性、しなやかな感性を併せ持った女学院の子どもたちが、どのような時代の中でも隣人愛の精神を持って、他者と共に良い方向を目指していく人に成長してくれることを願いながら、新たな気持ちでこの1年をスタートさせて頂きます。

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≪いっしょにあそぼう!プログラム報告≫
 東日本大震災の後、安心して外で遊ぶことができない状況におかれている福島の子どもたちに、立教女学院で思いきり遊んでいただきたいという思いから生まれた「いっしょにあそぼう!」プログラム。今回で8回目を迎え、会津の若松聖愛幼稚園と郡山のセントポール幼稚園から、卒園生とそのご家族、総勢61名の方が参加してくださいました。新6年生の有志がスタッフとして、プログラムの準備や運営を担いました。

第1日目
 歓迎セレモニーで、卒園をお祝いするカードと歌『音楽のおくりもの』をプレゼント。その後、校庭で一緒に遊ぶと、お互いの距離が一気に縮まりました。「また、明日遊ぼうね!」声をかけ合って自然と友だちになっていくその様子はとてもすばらしくて、心を動かされました。その後、バスは三鷹の「ジブリ美術館」へ。魔女の宅急便、キキになりきってはしゃぐ園児の姿が印象的でした。(「ジブリ美術館」はプログラムが始まった8年前から、私たちの復興支援活動に賛同いただいています。)

第2日目
 6年生による「こども礼拝」から2日目がスタート。卒園生が6年生のお姉さんたちに包まれているようなあたたかな雰囲気の中、絵本『ともだちってだれのこと?』の読み聞かせを行い、ともにお祈りをしました。

 子どもたちが昨日から気になっていた大きな7tの砂山。2012年3月、第1回目の「いっしょにあそぼう!」の企画でお世話になった、同志社女子大学教授の笠間浩幸先生をお招きし、ダイナミックにサンドアート(砂遊び)を楽しみました。始めに、笠間先生が砂場の中でサンドアートを実演。先生が砂に触れると、砂山の中に瞬く間にピラミッドや立派な塔、今にも動き出しそうなワニなどが次々と現れます。その鮮やかな技に、子どもたちから歓声が沸き起こりました。笠間先生ご自身から、砂遊びの魅力があふれるようでした。大人も子どもも「やってみたい!」と思わずにはいられません。みんなで相談して工夫しながらサンドアートに夢中になり、楽しい時を過ごすことができました。

 2日間という短い時間でしたが、目をキラキラと輝かせて遊ぶ子どもたちの様子や、自分にできることは何かを考えながら行動する6年生の姿に、幾度もあたたかい気持ちになりました。このつながりを与え、見守ってくださった神さまに感謝します。(石原)

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≪トバイアス校長・カレン先生来校≫
 3月21日に行われた第83回卒業式に国際交流プログラム提携校のオーストラリアEmmanuel Anglican Collegeからトバイアス校長と国際交流担当のカレン先生が参列されました。また、卒業式後の卒業祝会にもご参加いただき、6年生の巣立ちを一緒にお祝いしてくださいました。
 トバイアス先生は「この小学校では、子どもたちも、保護者もみんなが学校を愛している。ということが伝わってきて本当に感動しました。」そして、私たち教職員には「このような日々の働き、積み重ねてきた教育活動に誇りを持つべきです。」とのお言葉をいただき、1年の締めくくりの日に大変、励まされました。
 2019年度も引き続き、両校の友好関係を発展させていけるよう、願っています。

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≪新任司祭 紹介≫

須賀 義和(すが よしかず) 司祭
 私は現在、八王子復活教会の牧師と聖公会八王子幼稚園と社会福祉法人滝乃川学園のチャプレンをしています。この度、非常勤チャプレンとして、クロフツ司祭と共に本学院に派遣され、それぞれ、原則として週二回、立教女学院でのチャプレンとして、学生・教職員の皆さんと共に過ごすこととなりました。よろしくお願いいたします。
 小さな幼稚園で園児たちと過ごす中でミッションスクールの役割とは「神様が私たち一人ひとりをとても愛して誕生させてくださった」ことを体験することだと実感します。児童・生徒たちが成長していく大切な時間に神様を知ることは大きな力となると信じます。
 教会の牧師と幼稚園・社会福祉施設・学校のチャプレンの兼務ということで、未知のところが多いですが、子どもたちと共に働く仲間、それと神様の助けを借りながら誠実に努めていきたいと思います。

クロフツ・スティーブン 司祭
 私はイギリスの海岸地帯、カンタベリーからあまり離れていない地方で生まれました。私は「自然」のすべてと私たちが住んでいる世界が大好きです。
 私は最初、科学者として訓練することを目指しました。私の信仰と自然への愛着は、物事を科学的に見る方向に導きました。科学と信仰とは互いに近い主題であります。科学はその畏敬に答えを求めますが,信仰は驚嘆するだけで満足します。自然、黙想とが、私個人の信仰の大きな部分を占めています。
 私が司祭になる道程には、長年の東アジアの人たちとの関係がありました。イギリスの真ん中にある町、レスターに住んでいた時、私は外国からの留学生の世話をするための大学のチャプレンの職を得ました。彼らと過ごした時間は大変楽しいもので、彼らは私に多くのことを特に東アジアについて教えてくれました。
 皆さん私を見かけたら、ぜひ自己紹介してください。

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