学校生活

小学校だより

2019/2/28

第241号 2019年1月30日

新しい「学び」と新しい「関係」    教頭 吉田 太郎

 1月20日からの一週間。オーストラリア・ニューサウスウェールズ州Ballinaにあります、Emmanuel Anglican College(EAC)からMrs. Jennifer Buddee先生が立教女学院小学校での学校生活を体験され、多くのクラスで授業にも参加されました。昨夏、学校を代表して12名の児童が初のホームスティプログラムでお世話になったEAC。Ballinaでの約一週間の滞在中、現地校のMr. Robert Tobias校長とのミーティングの中で、「両校の聖公会という繋がりを大切にし、これからも人的な交流を進めていきましょう」という意見交換を行いました。今回はTeacher Exchangeの試みとして、実現した最初の事例となります。

 振り返れば、小学校での国際交流プログラム構想は10年以上前からありました。しかし、私たちにその余裕がなかったり、諸条件が整わなかったりしたこともあり、なかなか実現には至りませんでした。英語の必修科、時代の要請、また私立小学校への期待などにも後押しされ、数年前から本格的に国や地域を検討し、2017年度に一から提携校選びを行い、ようやく2018年8月、オーストラリアでの国際交流・ホームスティプログラムが始まりました。
 Jennifer Buddee先生はEACの小学校と幼稚園で日本語の先生として教鞭をとられています。立教女学院滞在中は、自らの日本語能力のブラッシュアップのためにと、初日から積極的に授業参観や子どもたちとのコミュニケーションをとっておられました。彼女のバイタリティ溢れる活動と、Aussieらしい大らかな人柄に子どもたちだけでなく、教職員もすぐに打ち解けていきました。5年生の英語の授業ではEACの紹介プレゼンもしていただき、来夏の応募資格を与えられる子どもたちも期待に胸を膨らませていました。彼女と校内ですれ違う時、低学年の子どもたちの自然に”Hello! How are you?” と声を掛け合う姿が印象的で、ここ数年の英語科の先生方の努力の成果を見た思いがしました。

 Ballinaでは児童・生徒が16時ごろ下校すると先生たちは車でそれぞれ帰宅し、近くのビーチを犬と散歩したり、週末はカフェやバーで仲間と一杯やってから、家路についたりする。就寝は大抵22時ごろ。朝は早く起きてジョギングや散歩をしてから出勤するという健康で理想的な生活。そんな世界で暮らしていても、話を聞いてみると、時には児童同士のトラブルや、保護者対応に追われつつ、教材研究や授業準備に忙殺される日々……と。お国は違えども、教師としての悩みや課題は共通のことが多いようです。

 個人の自由意志や自主性を重んじるオーストラリアの教育は子どもたちの「Motivation(意欲)」を大切にしています。教え込むのではなく、子どもたちが自ら発見し、探求しようとする姿勢を育てる教育です。私たちにとっても、大いに学ぶべき価値のある教育です。今後は是非、こちらからも教員を派遣し、学びあう関係を構築していきたいと考えています。
 このように目に見える関係づくりを続けることで、2019年夏に予定されている国際交流プログラムでは、さらなる充実した「学び」と「体験」が与えられると期待しています。

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≪第2回席書会のご報告≫
 書き初めは皆様ご存知の通り、古来日本で行われてきたお正月の伝統行事です。江戸時代から庶民にも広がり、人々はおめでたい言葉やその年の目標などを書いて、字の上達や、その一年がうまくいくことを願ってきました。
 この伝統行事の体験を皆で共有し、より一層文化を継承する心を深めることを目的として、本校では昨年度から4・5年生の席書会を行っております。2回目となった今年はインフルエンザの流行が重なってしまったこともあり、残念ながら出席できなかった子も多くいましたが、参加した子どもたちは真剣な面持ちで清書に取り組みました。ニコニコと満足気に作品を提出した子、悔しそうな表情の子、様々でしたが、どの作品からも懸命に練習の成果を生かそうとした思いがひしひしと伝わり、見る者の心を打つ仕上がりとなりました。この書き初め作品は、2月13日(水)まで校内展示されておりますので、ぜひ足をお運びください。この席書会での経験が今後の成長の糧となり、次世代へ伝統を伝える種となり、ご家族との絆を深める機会となれば幸いです。     (習字 堀口美智子)

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≪芸術鑑賞会≫
 1月23日(水)、なかのZERO大ホールにてバレエ公演をおこないました。毎年おこなっている芸術鑑賞会ですが、ホールを借りておこなうのは2年に1回。バレエの公演は小学校創立以来、初めてのことになります。
 今回はNBAバレエ団による「白鳥の湖」を鑑賞しました。チャイコフスキー作曲のこの作品が初演されたのが1877年。なんと立教女学院創立と同じ年です。この偶然を、神さまのご計画かも知れないと密かに喜びつつ、一日を楽しみました。(音楽科 上川)

~こどもの日記より~

なめらかでやわらかく気持ちがつたわるようなバレエを見たのは生まれてはじめてだったので、見られてよかったです。

・ことばがなくてもお話がよく分かりました。男の人もすごく上手でびっくりしました。黒鳥の32回てんがすごすぎて、「ウォー!」とおどろきました。

・一人ひとりがいきをあわせてそろえていたので、すごいなと思いました。わたしもこのようにそろってきれいにおきゃくさんをよろこばせられるように、おどる練習をしたいです。

・白鳥がみずうみでおどっているようでした。音楽もみずうみがひょうげんされていました。ポロンーポーローンという水の音とみずうみがながれているところをひょうげんしているんだと思いました。まるでしぜんのみずうみにいる白鳥を見ているかんじがしました。
 

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