学校生活

小学校だより

2019/1/8

第239号 2018年12月20日

クリスマスに    校長 佐野 新生

 日本列島が猛暑、台風、洪水と様々な天変地異に見舞われ、東京も12月だというのに25度になるなど、異常さにも鈍感になってきたかと恐ろしく感じていた2学期でしたが、それでもようやく冬らしい寒気が到来しました。学院構内には、集められた落ち葉をまとめたビニール袋が大量に積み重ねられています。
 昨日は、救い主イエスキリストの誕生の場面を、6年生が渾身の演技と演奏で演じ、すばらしい聖劇をお捧げすることができました。「神様への感謝の気持ちを込めて、現在出来得る最高の聖劇をお捧げしよう」と一致した気持ちになれた時に、目に見えない大きな力が子どもたちを導いてくれたのでしょう。神様からの豊かな祝福を頂けたと感じることができた、すばらしい聖劇でした。1年生から5年生も全力の劇中歌で6年生の劇を支えました。スタディツアーでお世話になっている茨城県常陸太田市の皆さんにもご覧頂くことができました。
 神の子でありながら誰よりも辛く苦しい十字架を担い切り、救いの御業を成就されたイエス様の生涯に触れる時、我々に課せられている身の丈に合った十字架は、明日もまた担おう、と、思いが新たにされ、生きる希望を与えて頂いているように感じます。

 立教大学副院長でキリスト教学校教育同盟の理事長でもあられる西原廉太先生が、大変印象深い記事を同教育同盟の定期刊行物である『キリスト教学校教育』12月号に書かれています。長くなりますがお読みください。

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「(前略)私は現在、立教学院に奉職しているが、高校は、実は同志社高校であった。先日、同志社高校時代の同級生で、世界最大のアパレルメーカーであるGAPのアメリカ本社副社長を担う大原哲也さんに立教大学で講演をしてもらった。講演の中で、彼はこのような話をしてくれた。

<<同志社中高、同志社大学にいる間、いつも聖書の話と新島襄の話を聴かされ続けてきた。正直、もう満腹で、新島襄の偉かった話にはウンザリしていた。ところがちょうど2ヶ月前に仕事でマサチューセッツに行ったときのことだ。取引先の友人が、近くにある大学に行ってみるかと連れて行ってくれた。それは「アマースト大学」という大学だった。そこには素敵な白いチャペルがあり、中に入ってみることにした。友人が、「おいここに日本人の肖像画があるぞ」というので、見に行った。私は驚きのあまり言葉を失った。それは、あの新島襄の肖像画であったのだ。ここは新島襄が1870年に卒業した大学だった。同志社では「アーモスト大学」と読んでいたので、すぐには結びつかなかったのだ。
 その肖像画の下には銘板があり、「友愛の光のやどり、海こえて」と刻まれていた。私は、それを読みながら、何故か涙が溢れて止まらなかった。自分も単身、アメリカで生活し働く中で、辛くて悲しくて、しんどくて仕方の無いときがあった。今から150年も前に、新島襄は、こんな田舎の外国の大学にひとり来て、けれどもがんばって、生きていたのか。その彼を支えていたのが聖書の言葉だったのか。私が中高生の頃には分からなかったが、それが今こうして、このように出会って、その意味が、今ようやく分かったように思うのだ。>>

 私たち、キリスト教学校の使命とはまさにこういうことなのではないか。私たち、キリスト教学校をめぐる内外の状況は大変、厳しいものがある。種をまけども、いつまで経っても芽が出ないことに焦り、本当にこれで良いのかと途方に暮れることもある。しかし、小さな「からし種」を、いつの日か、空の鳥がその枝に宿るほどのような大きな木に育ててくださる主に信頼しながら、精一杯に丁寧な教育を担っていきたいのである。」
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 聖劇の取り組みを通して学んだことが、小さなからし種のごとく、将来大きく枝を伸ばしますように、と、演じきった6年生の背中を見つめながら思うのでした。
 どうぞよいクリスマス、お正月をお迎えください。3学期始業式でまた元気な顔が揃うことを、楽しみにしております。

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≪3年生社会科 ~警察のお仕事~ ≫
 3年生はこの2学期に、社会で「くらしを守る」ことについて学習してきました。そのスペシャルゲストとして高井戸警察署から警察官4名をお招きし、様々な体験をさせていただきました。
 まずは、パトカーの見学です。当日はあいにくの雨により、みんなが期待していた白バイは残念ながら来られず……でしたが、なんと!特別にパトカーに乗せていただくことができました。初めて乗るパトカーに、みんな大興奮。「サイレンはこのボタンを押すんだ!」「赤いライトって上下に動くんだ!」「意外に中は普通の車と変わらないなぁ」など、色々な感想がありました。
 指紋採取もさせていただきました。まずは、手で瓶を握ります。そこにアルミニウムの粉をブラシでさっとつけると……指紋が浮き上がってきます。その部分をシールでペタッと付けて黒い台紙に貼ると、My指紋の完成!「うわぁ~すごくよく見える!」「私の指紋ってこんな模様してたんだ!」まるで本物の捜査をしているようで、子どもたちの興奮は止まりません。
 さらに、警察官の方が使っている道具等も見せていただきました。警棒や手錠をはじめ、防弾のヘルメットやチョッキ、盾などもありました。実際に見る本物の道具に、みんな興味津々。手に持ってみたり、着てみたりすると想像以上の重さや硬さにビックリ。体を鍛えているからこそ、道具を使いこなせるのだということが分かりました。
 事件が起きてからはもちろん、そのような事が起こらないようにするのも、警察のお仕事。私たちが安全に暮らす事ができているのは、そのような警察の方々のおかげなのだと改めて感じる大切な経験となりました。(吉村)

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≪4年生理科 バードウォッチング≫
 12月5日、今年も4年生両クラスで、井の頭池まで冬の野鳥観察に行きました。10年以上も実施しているこのイベント。過去には雪の中の観察もありましたが、今年は季節はずれの暖かさの中で、多くの野鳥に出会うことが出来ました。
 講師は井の頭自然文化園動物解説員の馬島 洋(ましまひろし)先生。動物解説員とは飼育員と違い、動物園にいる様々な動物を来園者にわかりやすく説明する職業です。馬島先生から様々なカモの種類とその見分け方を学び、バードウォッチングスタート。動物園の檻の中をジッと観察、湖面を双眼鏡で見渡す、フィールドスコープで拡大して見るなど、様々な方法で鳥を探して図鑑のカモの絵に色を塗っていきます。完成した人は馬島先生と一緒に、NHKの番組で全国的にも有名になった井の頭池のカイツブリの親子の観察。親鳥にがんばってついて行く可愛いカイツブリのヒナの姿に、子どもたちの顔にも微笑みがあふれていました。学校を一歩出て、専門家に教えていただける貴重な一日となりました。
(理科 大澤)
~日記より~
 
説明のプロの馬島先生がつきそってくれました。ハシビロガモは頭が緑色で、しっぽが黒で、おなかのあたりが茶色の三色で面白かったです。カモの特徴を色々つかんだので、今度カモを見かけたら、何の種類か言えるようになっているかもしれません。

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≪5年生 クリスマスカード作り≫
 5年生は、クリスマスの祝会で、全校のみなさまに手作りのクリスマスカードをさし上げました。この活動は立教女学院で長く大切にされ続いているものです。さし上げるお一人お一人の顔を思い浮かべながら、心をこめて精一杯の力を出して製作しました。同じものを何枚も作り上げることは5年生にとって大変な仕事です。計画性、粘り強さ、思いやりなどが培われていきます。苦労して作ったからこそ、みなさんからの「ありがとう」の言葉が本当にうれしいのです。他の人の喜びが自分の喜びにもなるということを体験させていただきました。5年生の顔にも笑顔が広がりました。(飯澤)

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≪私学体育発表会報告≫
 さわやかなお天気に恵まれた11月23日、バドミントンクラブとサッカークラブが私学体育発表会に出場しました。
【バドミントン】9校が集まり、ダブルス形式・総当たり戦で試合が行われました。この日が「初試合」となる児童も多く、「1試合も勝てなかったら……」という不安の声も。しかし、総当り戦で多くの試合ができたこともあり、最初は緊張でミスをしがちだったペアも、試合ごとに各々で振り返りをし、目標や作戦を立てて次の試合へ臨みました。チームメイトや観戦してくださった保護者の声援に支えられ、互いに声を掛け合い、心を一つに戦う姿が見られました。閉会式後、「今日で上手くなったと感じた。次はあのペアに勝てるように一緒に練習を頑張ろう。」という児童の声が多く聞かれました。他校との交流は、技術だけでないチームとしての成長ももたらしてくれました。(吉川)

【サッカー】本校と、東洋英和女学院、東京女学館の3校が集まり、交流戦を行いました。試合前の土曜日には、田園調布FCのコーチを招き、特別練習をして臨んだこの試合。コーチから学んだことを実戦で活かす日です。視野を広げて空いているスペースを見つけたり、ボールにかたまらないように自分の位置を考えて動いたり、1試合目から「自分たちのサッカー」をしようと全員が考えていました。1点リードされた後半、まず1点を返して同点!終了間際に追加点を入れて逆転勝利!これで完全に勢いがついた女学院チームは、なんとその後の全試合で勝利!5試合全試合で負けなしという、最高の結果を出すことができました。2月には5校対抗戦がひかえています。体育発表会で勝ち取った勢いにさらにはずみをつけて、チーム全員で優勝をねらいます!(小田)

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≪色鉛筆≫
 先日、息子から「名前の由来を教えてください。」と言われました。一瞬にして心が、顔がほわっと緩みました。「ちょっと待って!」たくさんの思いがよみがえりました。準備もしないといけない、名前もそろそろ決めないと。という時期になっても、性別もわからず、医師からも「意志の強い子だね」といわれたほどでした。男女それぞれの名前を決めました。息子に、名前の由来はね…と説明し、伝えました。発表するために一生懸命ノートに書きながら、それってどういう意味?それってどういうこと?と細かく聞かれれば聞かれるほど鮮明によみがえってくるあのころ。
 全てを書き終わり、読み返している息子の声がどんどん小さくなりました。「そんな人になれていない…」ぼそっと言われました。「なに?まだ数年しか経っていないし、これは、願いであってそうならなければいけないということではないよ。」と言っても、私譲りの頑固ちゃん。ぶつぶつ、ぶつぶつ。望みではなく、願いは今でも変わりません。

 いいのよ。我が息子。母から見るあなたは、願い通りに歩んでいます。
 生まれる前からたくさんの方々に見守られ、支えられ、助けられて今があることを忘れず、日々の生活・自分の置かれている環境に感謝して自分らしく生きていってくれたら母は、それで幸せです。ありがとう。
(家庭科 千葉満津子)

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