学校生活

小学校だより

2019/4/9

第243号 2019年3月20日

愛と希望と夢を持って    校長 佐野 新生

 大きなコブシの木の枝に花がたっぷりと咲き揃い、真っ白でまばゆい光を輝かせています。モクレン科のこの花が早春の花の代表格であるということを、私は中学の国語の教科書で知りましたが、それ以来コブシが咲く度に春の訪れを実感し、様々な思い出が蘇ってくるようになりました。学校教育で学んだことが役立っているなぁ、と実感します。小学校通用門前の白木蓮の立派な花も咲き始めました。春本番です。変わることのない神様の護りと導きとに感謝しています。

 本日、無事に2018年度の終業式を迎えることができました。この一年、日常の教育活動もWell Learning関連においても、6年生を送る会などの伝統の行事にあっても、教職員がそれぞれの持ち味を発揮し、力を合わせて懸命に取り組んできました。豪州Queen Emmanuel Collegeとの新たな交流プログラムもスムーズに導入することができました。保護者の皆様からご理解とご協力を頂き力強くお支え頂いたことを、心から感謝申し上げます。アンケートから頂いたご意見もきちんと受け止め、様々な検討を行い、これからもさらに良い学校づくりを目指して参りたいと考えております。

 前号でも触れましたが、日本の少子高齢化は急速です。総務省統計局のデータでは日本の総人口は今年の2月で約1億2633万人、前年に比べ約27万人(0.30%)の減少、減少幅は7年連続で拡大しています。1970年~75年のいわゆる高度経済成長期には、総人口が1年間に140万人も増えていた時代もあったのですが、今や新生児の大幅増加は望めず、少子高齢化は進む一方です。15~64歳のいわゆる生産人口は、前年に比べ約60万人の減少、1992年以降は減少の一途です。一方、65歳以上の人口は約3515万人、前年に比べ約56万人も増加しており、全体に占める割合は27.7%と過去最高になっています。約30年後には日本の人口は約9500万人まで減少し、65歳以上が4割以上を占めるとの予測もあります。社会を支える働き手が減少し、膨張する社会保障費負担が現役世代に重くのしかかる状況下では、様々な仕事の担い手が人間からAIやロボットに置き換えられていく傾向は間違いなく強まるであろうと考えられます。

 一方で、OECDが行った24カ国・地域の16才から65才までの15万人以上を対象とした国際比較調査である「国際成人力調査」では、日本人がIT活用能力、読解力、数的思考力の検査の得点で調査参加国中の最高位でありながらも、日本人のおよそ3分の1は日本語の読解力が不足しており、3分の1以上が小学校3~4年レベルの数的思考力であり、PCを使った基本的な仕事ができるのは1割以下、他の先進国の得点平均は日本をさらに下回っていたと報告されています。(詳細については国立教育政策研究所の報告書等をご参照ください。)各国とも今後教育制度の見直しを行い改善へのてこ入れを行っていくものと思われますが、このような結果からも、将来においても水準以上の能力を有する人物は、変わることなく社会にとって重要な存在であり続ける、ということが示唆されていると考えられます。

 恵まれた成育環境を持ち、立教女学院で学び、様々なトレーニングを積み重ねてきた子どもたちは、これからも批判的客観的に判断し、自らの力を養い持ち味を発揮し、キリストの教える隣人愛と将来への希望を持ち続けながら、立派にやっていくことができるものと確信しています。子どもたち一人ひとりが、自分自身には十分なポテンシャルがある、社会に貢献できる存在に成長することができる、と、愛と希望と夢とを持って毎日の歩みを確実に丁寧に続けていって欲しいと願っています。

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≪クラブ発表会報告≫
器楽クラブ
 今年度は作曲家ルロイ・アンダーソンの曲に挑戦しました。「そりすべり」や「ワルツィング・キャット」といった、テンポキープが難しい選曲でしたが、本番は強弱を意識しつつ、まとまりのある演奏をすることができました。
 3学期こそ毎週のように合奏をしましたが、それまでは地道な基礎練習・パート練習を積み重ね、ここまできました。ヴァイオリン、チェロ、フルート、トランペット、打楽器がお互いを聴き合い、良いサウンドを作りあげる過程を、クラブ員も楽しんでいたようです。(堀口・鈴木)

【ミュージカルクラブ】
 今年は、美女と野獣を上演しました。華やかで楽しいお話ですが、場面作りや歌の旋律は難しいものも多く、大きな挑戦でもありました。1月中旬から始めた練習では、個人がそれぞれ責任をもって役を演じることに加え、全体のためにできる仕事を進んで担っていくことをみんなの目標とし、チームワークを培ってきました。発表当日、満面の笑みでステージに立っている一人ひとりの表情は、とても輝いて見えました。最後にいただいた大勢の方からの大きな拍手は、長い時間をかけて作品に取り組んできたメンバーへの何よりのご褒美となりました。ありがとうございました。(杉本)

【バトンチアクラブ】
 一番苦労していたのは、話し合いをし、自分たちで創りあげていくことでした。振付だけでなく、曲、構成、衣装など、決めることがあるたびに、作品への想いが強く、意見がぶつかることもたくさんありました。でも、その作品への一人ひとりの強い想いがあったおかげで、本番では満足した作品を発表できました。
(尾亦・土谷)
・振りつけも場所も分かった気でいたけれど、本番舞台に乗ったら頭が真っ白になった。
・はじめは全くバトンが回せなかったけれど、経験者や6年生が教えてくれて、いろんな技ができるようになってうれしい。
・大変なこともあったけれど、今となれば、みんなと楽しくおどれて、小学校の最高の思い出ができたと思う。

 

【劇クラブ】
 クラブ発表会に向けた準備は2学期の後半から始めます。まずは、本読みをし、役の希望を出してもらい、オーディションをし、役の発表は3学期になってからです。
 3学期になると、みんなで一丸となって劇を作り上げていきます。劇クラブの特徴は、自分達で意見を出し合い、自分達で作り上げていくこと。練習しては意見を出し合い、お互いのいい所や気になるところを忌憚なく出し合います。一人ひとりが意見をもって臨んでいくので、最初の頃の歩みはゆっくりだけれど、確実に“自分たちの劇”として仕上がっていきます。みんながあんなに生き生きと楽しんで演じられるのは、そんな秘密があります。
(高橋)

【創作ダンスクラブ】
 2学期から作品創りにとりかかりました。クラブ発表会までには紆余曲折ありましたが、振り返ればいい思い出のようです。4・5年生は6年生の背中を追い、6年生は最高学年としての責任を感じながら頑張りました。クラブ員の感想を紹介します。(上川)
・初めてのクラブ発表会だったので、すごくきんちょうしたけれど、おどっていたらどんどん楽しくなった。
・DVDを見たら、自分では一生懸命笑っているつもりでも、あまりそう見えなかった。もっと笑えばよかった。
・みんなで協力して最後まで踊り終えることができて良かった。この経験を中学でも活かしていきたい。
・客席からの手拍子がうれしかった。自然と笑顔になれた。

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≪6年生卒業おめでとう≫
 1年生は、大好きなパートナーの6年生に、一年間の感謝の気持ちを込めて、手作りのカードを添えて、クロッカスをプレゼントしました。生活の授業の中で、大切に育てたものです。
 学年発表会の日。「なんて言ってわたそうかな。」「一年間ありがとう。」「これからもずっと大好きだよ。」と友達同士で伝える練習をしながら、3階に向かいました。6年生に会うと、照れくさそうにしながら、でも心を込めて、目を輝かせながら「ありがとう」を伝えていました。いつも1年生にとって憧れの存在の6年生。5年後に、今度はそんな憧れのお姉さんになる日が、今から楽しみです。(尾亦)
・げきのあと、6年生のおねえさんにクロッカスをあげました。おねえさんは、えがおで「ありがとう。」   といってくれました。わたしも、あんなおねえさんになれたらうれしいです。
・わたしは、6年生がもうすぐそうぎょうしちゃうのがいやです。とてもかなしいです。でも、中学校でもげん気でいてほしいです。パートナー大すき!

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今年度末をもって、3名の教職員が退職いたします。皆様へのメッセージをご紹介します。

安藤 満津枝 先生(図工科)
 私が図工科非常勤講師として着任した27年前、小学校は旧校舎(小学校の2代目の校舎)でした。図工室の前の音楽室からは子どもたちの可愛い歌声や賑やかな合奏が、2階のマリア礼拝堂からはパイプオルガンの音が聞こえました。新校舎になって図工室は小学校校舎とは別棟に離れてしまいましたが、今度は高校の音楽室から素敵な合唱が聞こえてきたり、すぐ前の家庭科室からは、お料理やお菓子作りのいい匂いがしてくるようになりました。木々に囲まれた図工室で、生き生きとした子ども達と過ごした小学校での思い出は尽きません。私はこの度定年を迎え退職しますが、これまで指導させて頂いた 沢山の卒業生、在校生が健やかで幸せでありますよう、ずっとお祈りします。
 最後になりましたが、保護者の皆様には図工の持ち物や材料の準備などのご協力を頂き、大変有難うございました。皆様どうぞお元気で。

大森 明彦 司祭(チャプレン)
 立教女学院に来てアッという間に3年間が過ぎ去ろうとしています。
 小学校では礼拝から一日が始まります。聖書日課を6年生が読んでくださり、その声にじっと耳を傾ける低学年の皆さん。聖書を開いて自分の目で文字を追う4年生以上の皆さん。それに続く私の話を聴いてくださった皆さん、先生方、藤の会の方々。教会ではこれほどの人数が集まって礼拝をすることはありません。だから聖マリア礼拝堂で皆さんと共にした祈りは格別な経験になりました。
 小学校では「わたしたちの祈り」を大切にしています。その中に「今日も仲間や家族と共に生きる喜び」という箇所があり、私の好きな言葉です。ここに集うすべての人が共に生きる仲間だと言うのです。年齢の差も神さまの目から見れば大した違いではありません。同じ時を生きる仲間として皆さんとお祈りできた喜びに満たされて教会勤務に戻ります。
 皆さん、ありがとう。

高山 原子 先生(カウンセラー)
 いよいよおとぎの国を去る時が来ました、という感じです。小さな動物や妖精を守る大きな森のような学校で、その奥深く小さな木の根元にある相談室というイメージで相談を続けてきていました。
 立教女学院小学校で学んだことはたくさんありますが、特に最近思うことは、「形と心」「規範と自由」「枠組みの堅牢さと柔軟性」、一見相反するように見えることが子どもの成長にとって、両方とも非常に重要で、両方のバランスを取りながら、子どもののびやかさを壊さず、豊かに育てていくことの難しさと、苦しみながらもその課題を突き抜けて育っていく子供たちの逞しさです。先生たちの努力と子供たちの純粋さから、たくさんの喜びをいただきました。「本当は、人は素晴らしいんだよ、人生は楽しいんだよ」ということを、子どもたちが学んでいってほしいと思います。楽しい月日をありがとうございました。

2019/3/20

第242号 2019年2月28日

変化の時代の中で    校長 佐野 新生

 校庭のケヤキやセントラルコートのハナミズキは、今はまだすべての葉を失った冬枯れの姿のままですが、枝にはちゃんと新芽が萌え出ていて、例年どおりに春を迎える準備が進められています。季節や環境を受け止め、着々と生き続ける木々の確かな生き方には改めて感心させられます。

 人間界は急激な変化の時代を迎えています。今日では、高速コンピューターやインターネット、高速大容量通信技術、AI等の急速な開発を通じて、自動化、省力化、ロボット化が急速に進められています。少子高齢化、人手不足、人件費の上昇といった深刻な事態が存在する以上、自動化の流れは必然です。特定の分野、特定の場面で人間の能力を遙かに上回る処理能力を駆使して、状況を把握し正確な判断を行うことができるAIは、人間に代わる存在となりつつあるといわれています。
 技術革新の速さはご存じの通りです。チェスや将棋に続いて囲碁でもgoogleのAlphaGo(アルファ碁)というAIが、過去の対局実績のビッグデータを取り込むことに加え、自分自身で数千万回の対局を行って対戦力を磨き、2017年には当時の世界トップの中国人プロ棋士に勝利し、今後は人間との対局は行わないことを宣言しています。ピーク時には16000人以上であった我が国の交通事故死者は、エアバッグやシートベルトの装着や車体の構造改善等によりすでに2018年度で3600人程度にまで減少していますが、今やミリ波レーダーや赤外線等の情報をAIで解析し、対歩行者対応も加わった高度な自動ブレーキや安全運転支援が搭載されている乗用車がすでに市販されており、あるメーカーは2020年までに自社の新型自動車による死者重傷者をゼロにすることを宣言しています。ナビゲーションシステムと組み合せた完全自動運転もおそらく2022年頃には実現すると言われており、流通業の人手不足も補う強力な手段となっていくことでしょう。様々な生産工程にも自動化が進められていますが、ホワイトカラーの業種であっても一定の手続きを踏まえることで完結するタイプの職種にはAI化が急速に進められていき、近い将来には現在の全職種の十数%が消えていくともいわれています。

 開発が急ピッチとはいえ、車が全部自動運転になりどこにでも自由に移動が可能になるほどの状況が実現するのはまだ遠く、画像処理を行うハードウェアの能力も自動運転に必要なマップの開発も飛躍的に改善されねばならないのが現状のようです。囲碁も将棋もチェスもAIの方が強い時代になっても、人間が囲碁や将棋の楽しみを手放すことにはつながらないでしょう。日本が以前に比べて技術開発競争における優位を失いつつあるという危機感や、今日でもスマホでほとんどの仕事が出来るとまで言われるほどのIT化、AI化の波に乗り遅れないように、小学校でもコンピュータリテラシーを、プログラミングを、となることもわかりますが、IT化、AI化されていく世の中にあっても、しっかりと自らを鍛え人間としての実力を豊かにしながら、他の人と共によい社会を作っていこうとする人格を有していくことが大切だろうと思います。いかなる状況の中でも自らの役割を見出し、ストレスに耐えダメージから回復しながら求める道を粘り強く追求し、自らの考えをしっかり持ち相手ともうまくやっていく人物になること。そのための基礎的な知識技能の習得、学習習慣の形成といった点は今後も変わらず重要であろうと考えています。

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≪2年生まつり≫
 1月30日、1年生をご招待して、2年生まつりを行いました。お姉さんたちはどんな気持ちで迎えてくれていたのかを考えながら、「とにかく1年生を楽しませて笑顔にしたい」「素敵な思い出にしてあげたい」といった目標を立てました。
 お店の名前や内容・役割・道具・レイアウトなどに関して、ほとんど全て自分たちで話し合って決めています。ある時にはけんかをしたり、またある時には譲り合ったりしながら、どのグループも紆余曲折を乗り越えて準備を進めていきました。この協働的な活動の中には、子どもたちの中でたくさんの学びがあったようです。
 2年生まつり当日。初めのうちは緊張していた子も、次から次へやってくるお客さんを前に、それどころではありません。喜んでもらいたいという一心で1年生をお迎えしている子どもたちの凜々しい顔は、すっかりお姉さんに変わっていました。そして最後に2年生同士でもお店を回り合い、自分たちの成果を讃え合いました。誰かに「与えること」の喜びを、たくさん知ることができた1日。中学年に向かってまた一つ、大きな一歩になった行事となりました。(堀口)

-日記より-
・わたしたちはマジックをしました。一番うれしかったのは、一年生が「えっ、なんで?!」と言ってくれたり、「すごーい!!」と言ってくれたことです。れんしゅうをたくさんしておいて、よかったなと思いました。
・これまでじゅんびした時間はとっても長かったのに、おまつりの時間はとってもみじかく感じました。
・じっさいに自分で2年生まつりをやってみると、(きょ年の2年生は大へんだったんだなぁ・・・)と思いました。

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≪3年生社会科見学~江戸東京たてもの園~≫
 3年生は、社会科見学で「江戸東京たてもの園」に行ってきました。江戸東京たてもの園は、小金井公園内にあり、江戸時代の農家から昭和中期の建築まで、約30棟の建物が移築されている施設です。
 まずは、江戸時代のかやぶき屋根の農家で、石臼と火鉢体験を行いました。「うわ、重ーい!」ゴトゴトと石臼を回して、生米を挽きます。ゴリゴリ石臼が回るたびに、さらさらとした白い粉が少しずつこぼれ落ちてきます。2回目、3回目と挽くたびに粗さが取れ、粉がどんどんサラサラになっていくのが見た目にもはっきりと分かりました。9人で交代しながら30分挽いても、お団子数個分の粉しかできあがらないことに、びっくり。一度に何個分ものお団子を作るときは、大変な時間がかかることを実感しました。また、石臼を挽く仕事は、昔の子どもたちが担っていたことを聞き、昔の暮らしの大変さと現代の便利さを体感することができました。
 火鉢体験では、囲炉裏を囲んだ後、炭を火鉢に移して暖を取りました。この日の外気は約7度で大変寒く、火鉢の温かさが身にしみました。エアコンの暖房とは、また一味ちがう暖かさがあります。囲炉裏や火鉢で使う様々な道具の名前や使い方も、くわしく教えていただきました。
 2つの体験の後は、明治時代~昭和時代の建物や昔の商店を見学しました。手作業が多かった時代の道具をいくつも見ることができました。「たしかに今は便利で、時間がかからない生活をしている。電気もある。スイッチもある。インターネットもあって何でも調べてくれるけど、何かなくしているものもあるかもしれない……」今回の社会科見学は、子どもたちが今の暮らし方を見つめ直す、よいきっかけになっています。(小田)

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≪6年生 ふれあい天文学≫
 1月29日、国立天文台から片岡章雅(あきまさ)さん(理論研究部助教)を迎えて出張授業「ふれあい天文学」を行いました。遠い宇宙を身近に感じてほしい、近隣の三鷹市には日本を代表する研究機関である国立天文台があることを知ってほしい、という思いから昨年度に引き続き実施することができました。
 宇宙の広がり、惑星、小惑星、彗星の起源、1光年の距離、人間が観測できる宇宙の果てなど、私たちが住んでいる宇宙について現在わかってきたこと、塵のように細かい物質がどうやったら大きな惑星になるかという片岡先生の研究課題「惑星の形成過程」について、そして研究者の生活について話していただきました。「天文学を続ける魅力は何ですか」「世紀の大発見をしたらまず誰に報告しますか」「重力はどうやって生まれるか」という子どもたちからのたくさんの質問にも、一つひとつ丁寧に答えていただきました。ご自身がどのように天文学に出会いこの研究の世界に入ったのかを交えて話された、「将来の可能性をつぶさないように、興味のあることや好きなことをとことんやる、そして学校での基本的なことをきちんと身につける」というメッセージも、子どもたちの心に強く残ったようです。(理科 亀山)

-6年生の感想より-
・宇宙の中にある1千億の銀河系の中の一つの2千億の惑星の中の地球で、6年生のみんなといっしょに過ごしているのは、本当にすごいことだなと思った。
・映像の中では1千億光年先まで地球からものの30秒でしたが、実際は途方もなく長く、大きく広いのだということがよく分かり、なぜか少しおそろしくなりました。
・「やりたいことにいつ出会うか」という話が印象に残った。これからは私も興味をもったこと  はとことんやろうと思った。
・研究者はたくさん外国に行くことを初めて知った。英語やドイツ語など何ヶ国語話せるのか疑問に思った。

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≪ドッヂボール大会≫
 2月1日(金)の午後、総合体育館で4~6年生のドッジボール大会を実施しました。大会前にインフルエンザが流行し、欠席者が増えるのではないかと心配しながらも、体育の授業、休み時間、担任の授業等で実戦を積んできました。心配をよそに、ほぼ全員がそろって当日を迎えることができました。
 昨年から大会の進め方を変更しています。負けたら終わりの「トーナメント方式」をやめ、12チームを4グループに分け、まずは各チームによる「リーグ戦」を行いました。下の学年が上の学年に勝つことは非常に難しいことですが、4年生が6年生と同点となり延長戦にもつれこむゲーム、5年生が6年生に見事逆転勝利するゲームなど、どのゲームも白熱した戦いとなり、応援にも熱が入りました。
 リーグ戦を勝ち抜いた4チーム(5年生1チームと6年生3チーム)による「決勝トーナメント」は、緊張感・スピード感あるゲームを展開。決勝戦では、見応えある一進一退の攻防が続く中で、見事に6年A組の赤が優勝を収めました。
 引き続き行われた恒例の優勝チームと教師チームのゲームは、お互いに真剣勝負。ここ数年は教師チームが圧勝していましたが、今回は最後まで接戦となり、7対5で教師チームの辛勝となりました。
 笑いあり涙ありの大会となりましたが、どのチームも最後まで諦めずに精一杯戦い、気持ちを込めて真剣にクラスや仲間を応援している姿がとても清々しかったです。(体育科 草苅)

【成績発表】
優勝:6A赤 準優勝:6B赤 第3位:6A白・5A白

-6年生の日記より(抜粋)-
・準優勝でしたが、私たちが求めていたのは優勝。あと一歩で、と考えると、さらにくやしかったです。
・運動会と同じくらいの良い思い出になりました。先生、そして6Aありがとう!

2019/2/28

第241号 2019年1月30日

新しい「学び」と新しい「関係」    教頭 吉田 太郎

 1月20日からの一週間。オーストラリア・ニューサウスウェールズ州Ballinaにあります、Emmanuel Anglican College(EAC)からMrs. Jennifer Buddee先生が立教女学院小学校での学校生活を体験され、多くのクラスで授業にも参加されました。昨夏、学校を代表して12名の児童が初のホームスティプログラムでお世話になったEAC。Ballinaでの約一週間の滞在中、現地校のMr. Robert Tobias校長とのミーティングの中で、「両校の聖公会という繋がりを大切にし、これからも人的な交流を進めていきましょう」という意見交換を行いました。今回はTeacher Exchangeの試みとして、実現した最初の事例となります。

 振り返れば、小学校での国際交流プログラム構想は10年以上前からありました。しかし、私たちにその余裕がなかったり、諸条件が整わなかったりしたこともあり、なかなか実現には至りませんでした。英語の必修科、時代の要請、また私立小学校への期待などにも後押しされ、数年前から本格的に国や地域を検討し、2017年度に一から提携校選びを行い、ようやく2018年8月、オーストラリアでの国際交流・ホームスティプログラムが始まりました。
 Jennifer Buddee先生はEACの小学校と幼稚園で日本語の先生として教鞭をとられています。立教女学院滞在中は、自らの日本語能力のブラッシュアップのためにと、初日から積極的に授業参観や子どもたちとのコミュニケーションをとっておられました。彼女のバイタリティ溢れる活動と、Aussieらしい大らかな人柄に子どもたちだけでなく、教職員もすぐに打ち解けていきました。5年生の英語の授業ではEACの紹介プレゼンもしていただき、来夏の応募資格を与えられる子どもたちも期待に胸を膨らませていました。彼女と校内ですれ違う時、低学年の子どもたちの自然に”Hello! How are you?” と声を掛け合う姿が印象的で、ここ数年の英語科の先生方の努力の成果を見た思いがしました。

 Ballinaでは児童・生徒が16時ごろ下校すると先生たちは車でそれぞれ帰宅し、近くのビーチを犬と散歩したり、週末はカフェやバーで仲間と一杯やってから、家路についたりする。就寝は大抵22時ごろ。朝は早く起きてジョギングや散歩をしてから出勤するという健康で理想的な生活。そんな世界で暮らしていても、話を聞いてみると、時には児童同士のトラブルや、保護者対応に追われつつ、教材研究や授業準備に忙殺される日々……と。お国は違えども、教師としての悩みや課題は共通のことが多いようです。

 個人の自由意志や自主性を重んじるオーストラリアの教育は子どもたちの「Motivation(意欲)」を大切にしています。教え込むのではなく、子どもたちが自ら発見し、探求しようとする姿勢を育てる教育です。私たちにとっても、大いに学ぶべき価値のある教育です。今後は是非、こちらからも教員を派遣し、学びあう関係を構築していきたいと考えています。
 このように目に見える関係づくりを続けることで、2019年夏に予定されている国際交流プログラムでは、さらなる充実した「学び」と「体験」が与えられると期待しています。

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≪第2回席書会のご報告≫
 書き初めは皆様ご存知の通り、古来日本で行われてきたお正月の伝統行事です。江戸時代から庶民にも広がり、人々はおめでたい言葉やその年の目標などを書いて、字の上達や、その一年がうまくいくことを願ってきました。
 この伝統行事の体験を皆で共有し、より一層文化を継承する心を深めることを目的として、本校では昨年度から4・5年生の席書会を行っております。2回目となった今年はインフルエンザの流行が重なってしまったこともあり、残念ながら出席できなかった子も多くいましたが、参加した子どもたちは真剣な面持ちで清書に取り組みました。ニコニコと満足気に作品を提出した子、悔しそうな表情の子、様々でしたが、どの作品からも懸命に練習の成果を生かそうとした思いがひしひしと伝わり、見る者の心を打つ仕上がりとなりました。この書き初め作品は、2月13日(水)まで校内展示されておりますので、ぜひ足をお運びください。この席書会での経験が今後の成長の糧となり、次世代へ伝統を伝える種となり、ご家族との絆を深める機会となれば幸いです。     (習字 堀口美智子)

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≪芸術鑑賞会≫
 1月23日(水)、なかのZERO大ホールにてバレエ公演をおこないました。毎年おこなっている芸術鑑賞会ですが、ホールを借りておこなうのは2年に1回。バレエの公演は小学校創立以来、初めてのことになります。
 今回はNBAバレエ団による「白鳥の湖」を鑑賞しました。チャイコフスキー作曲のこの作品が初演されたのが1877年。なんと立教女学院創立と同じ年です。この偶然を、神さまのご計画かも知れないと密かに喜びつつ、一日を楽しみました。(音楽科 上川)

~こどもの日記より~

なめらかでやわらかく気持ちがつたわるようなバレエを見たのは生まれてはじめてだったので、見られてよかったです。

・ことばがなくてもお話がよく分かりました。男の人もすごく上手でびっくりしました。黒鳥の32回てんがすごすぎて、「ウォー!」とおどろきました。

・一人ひとりがいきをあわせてそろえていたので、すごいなと思いました。わたしもこのようにそろってきれいにおきゃくさんをよろこばせられるように、おどる練習をしたいです。

・白鳥がみずうみでおどっているようでした。音楽もみずうみがひょうげんされていました。ポロンーポーローンという水の音とみずうみがながれているところをひょうげんしているんだと思いました。まるでしぜんのみずうみにいる白鳥を見ているかんじがしました。
 

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