学校生活

小学校だより

2019/5/31

第245号 2019年4月26日

「幸せになるために」    教頭  吉田 太郎

 5月1日より新しい元号となり、しばらく世間では、あたかも新時代がやってきたかのような、祝賀ムードに溢れていくことでしょう。元号の持つ歴史的な意味、私たちの学校では元号を用いない意味。マスメディアによる政治ショーに翻弄されることなく、キリスト教学校では一つひとつ丁寧に真理をみつめ、取り組んでいかねばと考えます。

 さて、近年、話題となったAlfred Adler(1870〜1937)のアドラー心理学は「人間とは相対的に劣等感を覚えるマイナスの状態から、優越感を覚えるプラスの状態を目指して行動する生き物である」と分析しています。この優越感を得るために承認欲求が過剰に働くのが現代の特徴かもしれません。
 アドラーは、人が幸せになるためには、他人と比較する生き方から解放されなければならないと説きます。「インスタ映え」という言葉が流行語として話題になり、各地の観光地や人気のグルメスポットなどの写真が数多く投稿され、誰もが羨むようなライフスタイルを追い求める傾向がますます強くなっています。そんな中では「インスタ疲れ」なる言葉も生まれています。
 他人と比較する生き方から解放されるためには、根本にある「承認欲求」を捨てることが必要だとするのがアドラー心理学の特徴です。他人からの承認・評価を求めること。それは学歴や地位、名誉やお金、または権力といったものを獲得することを人生のGoalとする生き方です。しかし、他者からの承認や評価とは、あくまでも他者の期待を満たすことに過ぎないということに気づく必要があります。では、どのようにして「承認欲求」を捨てることができるのか?ポイントは「課題の分離」にあるといいます。すなわち、何をGoalとするか、自分の課題(幸福)と他人の課題(評価)を分離することによって、人生は競争ではない。と気づく視点が生まれます。もしも人生が競争ばかりだとしたら、競争には勝者と敗者があり、勝負事では、自分がいつも勝者になれるとは限らないからです。また、周囲は敵だらけと感じながら生きる生き方は孤独でしかありません。アドラー心理学では、人が幸せに生きるためには、モチベーションの主軸を他者との勝ち負けではなく、「他者に貢献すること」あるいは、地域や社会、家庭や仲間といった「コミュニティへの貢献」としていくことが解決策だと結論づけています。

 キリスト教教育とは「あなたは神に愛された存在である」という大前提の上に、神に愛される生き方を目指そうとするものです。神さまは私たちにどのような生き方をお望みか――それは『わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。』(ヨハネ13:34)という聖書の言葉に集約されています。愛し合うとは、大切にすること。尊重すること。気遣うこと。
 立教女学院小学校は1931年の創立以来、「他者に仕えること」を教育のGoalとして歩んできました。子どもたちが本当の意味で幸せになるために、先達から受け継がれる「させていただくよろこび」という言葉。他者のために働くことを喜びとする生き方を義とする。子どもたちが本当の意味での幸せを実感できるために、ここに通底する価値観を大切にしながら、新しい時代にも立教女学院小学校らしい、教育活動を続けていきたいと願っています。

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≪壁クロス・外靴置き場≫
 新年度を迎える準備として、春休み期間中に校内の清掃に加えて、いくつか補修工事などを行いました。
 今回は1年生教室の中庭側に念願の「くつばこ」が設置されました。既製品ではなく、檜を素材に大工さんが手作りで作り上げてくださった一点もの。設置後にはペンキ職人さんが3時間かけて丁寧に表面を磨き、防腐処理。「檜の香りがいいね。きっと子どもたち喜ぶだろうなぁ」と嬉しそうに話しながら作業をしてくださった職人さんたちの姿がたいへん印象的でした。また、各教室廊下にあるワードローブの上の壁紙も張替えを行い綺麗になりました。女子校とはいえ、元気(おてんば?)なお子さんたちですから、教室の建具やクロスなど、思わぬ汚れや破損などに悩まされることもあります。花と緑に溢れる季節、校舎内の観葉植物や、木の香りの残る自然素材。美しいデザインに恵まれた学校環境ですから、子どもたちには物を大切に扱うということも学んで欲しいと願っています。       (吉田)

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≪新任者よりごあいさつ≫

唐鎌 友(からかま ゆう)(図工科・AL)
 今年度より3年生の図工と4.5.6年生のALクラスを担当させていただきます!美術大学でグラフィックデザインを専攻し、webデザイナーを経て、イラストレーターを続けながら、ご縁があって立教女学院小学校に勤務させていただきます。自分の経験を活かし、子どもたちに何かを伝えられることに感謝いたします。初めてのことばかりで緊張していたところ、元気に挨拶をしてくれたり給食に誘ってくれたり、子どもたちの素直さ優しさを感じております。これからどうぞよろしくお願いいたします。

 

富永 まり恵(とみなが まりえ)(図工科)
 皆様はじめまして。今年から図工の授業を担当することになりました。2.5.6年生を担当いたします。大学院を修了してから、麻布学園中学校で美術、慶応義塾幼稚舎で図工を教えていました。あたたかい雰囲気の立教女学院小学校に来ることができて、とても嬉しく思っています。女子校で授業を持つのは初めてなので、どんな素敵な作品ができあがるのか、今から楽しみです。子どもたちが図工室に来るとき、ワクワクするような授業をしていきたいと思っています。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

髙木 知恵(たかぎ ちえ)(カウンセラー)
 はじめまして。今年度より、小学校のスクールカウンセラーとして赴任いたしました。
これまでは、子どもと保護者の方々、子どもを見守る先生方や大人の方とお会いしながら、困っておられることをじっくりと聴きつつ、解決していくように支援させていただいてきました。主な活動場所は教育現場と医療現場でしたが、まずは子どもたちの毎日の生活を大事にしながら、個人の内的なおもいも大事にさせていただいてきました。
立教女学院の小学校でも、友人関係、学習上の困りごと、周りの大人の方々がどのように関わっていったらよいか等々の、心理的な困りごとについて、お気軽に相談していただければと思います。学校の中にカウンセラーが居ることの良さを活かしていけたらと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

2019/4/26

第244号 2019年4月6日

新たな気持ちで    校長 佐野 新生

 神様の護りと導きの内に本日無事に2019年度の始業式・入学式を迎えることができました。お嬢様のご入学ご進級、本当におめでとうございます。
 学院は今年も最も美しい時期を迎えています。ハクモクレン、サクラ、八重桜、ユキヤナギ、サツキ、ツツジ、ハナミズキ、そして藤棚の藤の花、と、これからも次々に咲き連なっていきます。4月1日には新元号が発表され、万葉集の「梅花の歌三十二首」の序文にある、「初春の令月にして、気淑(よ)く、風和らぎ、梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は後の香を薫(かお)らす」との文言から「令和」と定められました。本学院では西暦標記を用いることを基本としており改元の影響は特にありませんが、子どもたちもこの節目の時に未来への希望を新たにし、皆と心を合わせ、力を合わせて令(よ)い時代を創っていって欲しいと願っています。

 今年度もキリスト教に基づく心の教育を柱とし、一人ひとりの個性を尊重しながら、教科指導、生活指導にしっかり取り組みます。我が国のみならず、先進各国も次代を担う人物の育成を重視し、教育改革に大きなエネルギーを注いでいます。すでに本校では学習指導要領改訂の方向を先取りする方向でWell Learning Projectを導入し、教育方法の改善や様々な活動の導入等を行ってきていますが、今年度も守るべき伝統と改めていくべき内容とを理性的に吟味し、さらに良い学校にしていくことを目指します。小学校で身につけるべき各教科の知識技能の確実な定着、確実に丁寧に日々の努力を積み重ねていく習慣形成、児童が自らの学習方法を獲得していくための支援等々への取り組みに加え、いわゆるSTEAM教育(Science,Technology,Engineering,Art, Mathematics)、の方向の充実も図り、AI時代にも生き生きと活躍できる人物への成長を期待しています。

 今やAIは人の能力を補強し支援する方向で様々な場面に導入され始めています。AIは人間の職種を奪う、とも言われますが、大正期に約35000種あった職種は、平成の初期段階で約18000種に減少しているそうで、時代状況の推移によって職種が変化するのは当たり前のこと、むしろ新たな産業や職種が誕生すると考える方が妥当です。大切なことは、AIの恩恵が特定の人にだけでなくすべての人々にもたらされ、人々が幸せになる、社会の平和が実現する、ということです。「良い」「幸せ」につながる方向を正しく選択していくことが、人間の大きな責任であると考えられます。
 十分な基礎能力と豊かな個性、しなやかな感性を併せ持った女学院の子どもたちが、どのような時代の中でも隣人愛の精神を持って、他者と共に良い方向を目指していく人に成長してくれることを願いながら、新たな気持ちでこの1年をスタートさせて頂きます。

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≪いっしょにあそぼう!プログラム報告≫
 東日本大震災の後、安心して外で遊ぶことができない状況におかれている福島の子どもたちに、立教女学院で思いきり遊んでいただきたいという思いから生まれた「いっしょにあそぼう!」プログラム。今回で8回目を迎え、会津の若松聖愛幼稚園と郡山のセントポール幼稚園から、卒園生とそのご家族、総勢61名の方が参加してくださいました。新6年生の有志がスタッフとして、プログラムの準備や運営を担いました。

第1日目
 歓迎セレモニーで、卒園をお祝いするカードと歌『音楽のおくりもの』をプレゼント。その後、校庭で一緒に遊ぶと、お互いの距離が一気に縮まりました。「また、明日遊ぼうね!」声をかけ合って自然と友だちになっていくその様子はとてもすばらしくて、心を動かされました。その後、バスは三鷹の「ジブリ美術館」へ。魔女の宅急便、キキになりきってはしゃぐ園児の姿が印象的でした。(「ジブリ美術館」はプログラムが始まった8年前から、私たちの復興支援活動に賛同いただいています。)

第2日目
 6年生による「こども礼拝」から2日目がスタート。卒園生が6年生のお姉さんたちに包まれているようなあたたかな雰囲気の中、絵本『ともだちってだれのこと?』の読み聞かせを行い、ともにお祈りをしました。

 子どもたちが昨日から気になっていた大きな7tの砂山。2012年3月、第1回目の「いっしょにあそぼう!」の企画でお世話になった、同志社女子大学教授の笠間浩幸先生をお招きし、ダイナミックにサンドアート(砂遊び)を楽しみました。始めに、笠間先生が砂場の中でサンドアートを実演。先生が砂に触れると、砂山の中に瞬く間にピラミッドや立派な塔、今にも動き出しそうなワニなどが次々と現れます。その鮮やかな技に、子どもたちから歓声が沸き起こりました。笠間先生ご自身から、砂遊びの魅力があふれるようでした。大人も子どもも「やってみたい!」と思わずにはいられません。みんなで相談して工夫しながらサンドアートに夢中になり、楽しい時を過ごすことができました。

 2日間という短い時間でしたが、目をキラキラと輝かせて遊ぶ子どもたちの様子や、自分にできることは何かを考えながら行動する6年生の姿に、幾度もあたたかい気持ちになりました。このつながりを与え、見守ってくださった神さまに感謝します。(石原)

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≪トバイアス校長・カレン先生来校≫
 3月21日に行われた第83回卒業式に国際交流プログラム提携校のオーストラリアEmmanuel Anglican Collegeからトバイアス校長と国際交流担当のカレン先生が参列されました。また、卒業式後の卒業祝会にもご参加いただき、6年生の巣立ちを一緒にお祝いしてくださいました。
 トバイアス先生は「この小学校では、子どもたちも、保護者もみんなが学校を愛している。ということが伝わってきて本当に感動しました。」そして、私たち教職員には「このような日々の働き、積み重ねてきた教育活動に誇りを持つべきです。」とのお言葉をいただき、1年の締めくくりの日に大変、励まされました。
 2019年度も引き続き、両校の友好関係を発展させていけるよう、願っています。

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≪新任司祭 紹介≫

須賀 義和(すが よしかず) 司祭
 私は現在、八王子復活教会の牧師と聖公会八王子幼稚園と社会福祉法人滝乃川学園のチャプレンをしています。この度、非常勤チャプレンとして、クロフツ司祭と共に本学院に派遣され、それぞれ、原則として週二回、立教女学院でのチャプレンとして、学生・教職員の皆さんと共に過ごすこととなりました。よろしくお願いいたします。
 小さな幼稚園で園児たちと過ごす中でミッションスクールの役割とは「神様が私たち一人ひとりをとても愛して誕生させてくださった」ことを体験することだと実感します。児童・生徒たちが成長していく大切な時間に神様を知ることは大きな力となると信じます。
 教会の牧師と幼稚園・社会福祉施設・学校のチャプレンの兼務ということで、未知のところが多いですが、子どもたちと共に働く仲間、それと神様の助けを借りながら誠実に努めていきたいと思います。

クロフツ・スティーブン 司祭
 私はイギリスの海岸地帯、カンタベリーからあまり離れていない地方で生まれました。私は「自然」のすべてと私たちが住んでいる世界が大好きです。
 私は最初、科学者として訓練することを目指しました。私の信仰と自然への愛着は、物事を科学的に見る方向に導きました。科学と信仰とは互いに近い主題であります。科学はその畏敬に答えを求めますが,信仰は驚嘆するだけで満足します。自然、黙想とが、私個人の信仰の大きな部分を占めています。
 私が司祭になる道程には、長年の東アジアの人たちとの関係がありました。イギリスの真ん中にある町、レスターに住んでいた時、私は外国からの留学生の世話をするための大学のチャプレンの職を得ました。彼らと過ごした時間は大変楽しいもので、彼らは私に多くのことを特に東アジアについて教えてくれました。
 皆さん私を見かけたら、ぜひ自己紹介してください。

2019/4/9

第243号 2019年3月20日

愛と希望と夢を持って    校長 佐野 新生

 大きなコブシの木の枝に花がたっぷりと咲き揃い、真っ白でまばゆい光を輝かせています。モクレン科のこの花が早春の花の代表格であるということを、私は中学の国語の教科書で知りましたが、それ以来コブシが咲く度に春の訪れを実感し、様々な思い出が蘇ってくるようになりました。学校教育で学んだことが役立っているなぁ、と実感します。小学校通用門前の白木蓮の立派な花も咲き始めました。春本番です。変わることのない神様の護りと導きとに感謝しています。

 本日、無事に2018年度の終業式を迎えることができました。この一年、日常の教育活動もWell Learning関連においても、6年生を送る会などの伝統の行事にあっても、教職員がそれぞれの持ち味を発揮し、力を合わせて懸命に取り組んできました。豪州Queen Emmanuel Collegeとの新たな交流プログラムもスムーズに導入することができました。保護者の皆様からご理解とご協力を頂き力強くお支え頂いたことを、心から感謝申し上げます。アンケートから頂いたご意見もきちんと受け止め、様々な検討を行い、これからもさらに良い学校づくりを目指して参りたいと考えております。

 前号でも触れましたが、日本の少子高齢化は急速です。総務省統計局のデータでは日本の総人口は今年の2月で約1億2633万人、前年に比べ約27万人(0.30%)の減少、減少幅は7年連続で拡大しています。1970年~75年のいわゆる高度経済成長期には、総人口が1年間に140万人も増えていた時代もあったのですが、今や新生児の大幅増加は望めず、少子高齢化は進む一方です。15~64歳のいわゆる生産人口は、前年に比べ約60万人の減少、1992年以降は減少の一途です。一方、65歳以上の人口は約3515万人、前年に比べ約56万人も増加しており、全体に占める割合は27.7%と過去最高になっています。約30年後には日本の人口は約9500万人まで減少し、65歳以上が4割以上を占めるとの予測もあります。社会を支える働き手が減少し、膨張する社会保障費負担が現役世代に重くのしかかる状況下では、様々な仕事の担い手が人間からAIやロボットに置き換えられていく傾向は間違いなく強まるであろうと考えられます。

 一方で、OECDが行った24カ国・地域の16才から65才までの15万人以上を対象とした国際比較調査である「国際成人力調査」では、日本人がIT活用能力、読解力、数的思考力の検査の得点で調査参加国中の最高位でありながらも、日本人のおよそ3分の1は日本語の読解力が不足しており、3分の1以上が小学校3~4年レベルの数的思考力であり、PCを使った基本的な仕事ができるのは1割以下、他の先進国の得点平均は日本をさらに下回っていたと報告されています。(詳細については国立教育政策研究所の報告書等をご参照ください。)各国とも今後教育制度の見直しを行い改善へのてこ入れを行っていくものと思われますが、このような結果からも、将来においても水準以上の能力を有する人物は、変わることなく社会にとって重要な存在であり続ける、ということが示唆されていると考えられます。

 恵まれた成育環境を持ち、立教女学院で学び、様々なトレーニングを積み重ねてきた子どもたちは、これからも批判的客観的に判断し、自らの力を養い持ち味を発揮し、キリストの教える隣人愛と将来への希望を持ち続けながら、立派にやっていくことができるものと確信しています。子どもたち一人ひとりが、自分自身には十分なポテンシャルがある、社会に貢献できる存在に成長することができる、と、愛と希望と夢とを持って毎日の歩みを確実に丁寧に続けていって欲しいと願っています。

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≪クラブ発表会報告≫
器楽クラブ
 今年度は作曲家ルロイ・アンダーソンの曲に挑戦しました。「そりすべり」や「ワルツィング・キャット」といった、テンポキープが難しい選曲でしたが、本番は強弱を意識しつつ、まとまりのある演奏をすることができました。
 3学期こそ毎週のように合奏をしましたが、それまでは地道な基礎練習・パート練習を積み重ね、ここまできました。ヴァイオリン、チェロ、フルート、トランペット、打楽器がお互いを聴き合い、良いサウンドを作りあげる過程を、クラブ員も楽しんでいたようです。(堀口・鈴木)

【ミュージカルクラブ】
 今年は、美女と野獣を上演しました。華やかで楽しいお話ですが、場面作りや歌の旋律は難しいものも多く、大きな挑戦でもありました。1月中旬から始めた練習では、個人がそれぞれ責任をもって役を演じることに加え、全体のためにできる仕事を進んで担っていくことをみんなの目標とし、チームワークを培ってきました。発表当日、満面の笑みでステージに立っている一人ひとりの表情は、とても輝いて見えました。最後にいただいた大勢の方からの大きな拍手は、長い時間をかけて作品に取り組んできたメンバーへの何よりのご褒美となりました。ありがとうございました。(杉本)

【バトンチアクラブ】
 一番苦労していたのは、話し合いをし、自分たちで創りあげていくことでした。振付だけでなく、曲、構成、衣装など、決めることがあるたびに、作品への想いが強く、意見がぶつかることもたくさんありました。でも、その作品への一人ひとりの強い想いがあったおかげで、本番では満足した作品を発表できました。
(尾亦・土谷)
・振りつけも場所も分かった気でいたけれど、本番舞台に乗ったら頭が真っ白になった。
・はじめは全くバトンが回せなかったけれど、経験者や6年生が教えてくれて、いろんな技ができるようになってうれしい。
・大変なこともあったけれど、今となれば、みんなと楽しくおどれて、小学校の最高の思い出ができたと思う。

 

【劇クラブ】
 クラブ発表会に向けた準備は2学期の後半から始めます。まずは、本読みをし、役の希望を出してもらい、オーディションをし、役の発表は3学期になってからです。
 3学期になると、みんなで一丸となって劇を作り上げていきます。劇クラブの特徴は、自分達で意見を出し合い、自分達で作り上げていくこと。練習しては意見を出し合い、お互いのいい所や気になるところを忌憚なく出し合います。一人ひとりが意見をもって臨んでいくので、最初の頃の歩みはゆっくりだけれど、確実に“自分たちの劇”として仕上がっていきます。みんながあんなに生き生きと楽しんで演じられるのは、そんな秘密があります。
(高橋)

【創作ダンスクラブ】
 2学期から作品創りにとりかかりました。クラブ発表会までには紆余曲折ありましたが、振り返ればいい思い出のようです。4・5年生は6年生の背中を追い、6年生は最高学年としての責任を感じながら頑張りました。クラブ員の感想を紹介します。(上川)
・初めてのクラブ発表会だったので、すごくきんちょうしたけれど、おどっていたらどんどん楽しくなった。
・DVDを見たら、自分では一生懸命笑っているつもりでも、あまりそう見えなかった。もっと笑えばよかった。
・みんなで協力して最後まで踊り終えることができて良かった。この経験を中学でも活かしていきたい。
・客席からの手拍子がうれしかった。自然と笑顔になれた。

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≪6年生卒業おめでとう≫
 1年生は、大好きなパートナーの6年生に、一年間の感謝の気持ちを込めて、手作りのカードを添えて、クロッカスをプレゼントしました。生活の授業の中で、大切に育てたものです。
 学年発表会の日。「なんて言ってわたそうかな。」「一年間ありがとう。」「これからもずっと大好きだよ。」と友達同士で伝える練習をしながら、3階に向かいました。6年生に会うと、照れくさそうにしながら、でも心を込めて、目を輝かせながら「ありがとう」を伝えていました。いつも1年生にとって憧れの存在の6年生。5年後に、今度はそんな憧れのお姉さんになる日が、今から楽しみです。(尾亦)
・げきのあと、6年生のおねえさんにクロッカスをあげました。おねえさんは、えがおで「ありがとう。」   といってくれました。わたしも、あんなおねえさんになれたらうれしいです。
・わたしは、6年生がもうすぐそうぎょうしちゃうのがいやです。とてもかなしいです。でも、中学校でもげん気でいてほしいです。パートナー大すき!

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今年度末をもって、3名の教職員が退職いたします。皆様へのメッセージをご紹介します。

安藤 満津枝 先生(図工科)
 私が図工科非常勤講師として着任した27年前、小学校は旧校舎(小学校の2代目の校舎)でした。図工室の前の音楽室からは子どもたちの可愛い歌声や賑やかな合奏が、2階のマリア礼拝堂からはパイプオルガンの音が聞こえました。新校舎になって図工室は小学校校舎とは別棟に離れてしまいましたが、今度は高校の音楽室から素敵な合唱が聞こえてきたり、すぐ前の家庭科室からは、お料理やお菓子作りのいい匂いがしてくるようになりました。木々に囲まれた図工室で、生き生きとした子ども達と過ごした小学校での思い出は尽きません。私はこの度定年を迎え退職しますが、これまで指導させて頂いた 沢山の卒業生、在校生が健やかで幸せでありますよう、ずっとお祈りします。
 最後になりましたが、保護者の皆様には図工の持ち物や材料の準備などのご協力を頂き、大変有難うございました。皆様どうぞお元気で。

大森 明彦 司祭(チャプレン)
 立教女学院に来てアッという間に3年間が過ぎ去ろうとしています。
 小学校では礼拝から一日が始まります。聖書日課を6年生が読んでくださり、その声にじっと耳を傾ける低学年の皆さん。聖書を開いて自分の目で文字を追う4年生以上の皆さん。それに続く私の話を聴いてくださった皆さん、先生方、藤の会の方々。教会ではこれほどの人数が集まって礼拝をすることはありません。だから聖マリア礼拝堂で皆さんと共にした祈りは格別な経験になりました。
 小学校では「わたしたちの祈り」を大切にしています。その中に「今日も仲間や家族と共に生きる喜び」という箇所があり、私の好きな言葉です。ここに集うすべての人が共に生きる仲間だと言うのです。年齢の差も神さまの目から見れば大した違いではありません。同じ時を生きる仲間として皆さんとお祈りできた喜びに満たされて教会勤務に戻ります。
 皆さん、ありがとう。

高山 原子 先生(カウンセラー)
 いよいよおとぎの国を去る時が来ました、という感じです。小さな動物や妖精を守る大きな森のような学校で、その奥深く小さな木の根元にある相談室というイメージで相談を続けてきていました。
 立教女学院小学校で学んだことはたくさんありますが、特に最近思うことは、「形と心」「規範と自由」「枠組みの堅牢さと柔軟性」、一見相反するように見えることが子どもの成長にとって、両方とも非常に重要で、両方のバランスを取りながら、子どもののびやかさを壊さず、豊かに育てていくことの難しさと、苦しみながらもその課題を突き抜けて育っていく子供たちの逞しさです。先生たちの努力と子供たちの純粋さから、たくさんの喜びをいただきました。「本当は、人は素晴らしいんだよ、人生は楽しいんだよ」ということを、子どもたちが学んでいってほしいと思います。楽しい月日をありがとうございました。

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