祈りの中で

 校長 児玉 純

 三鷹台のキャンパスに、元気な子ども達が登校してきました。青々と葉を茂らせた木々やセントラルコートのハナミズキが子ども達を歓迎しています。72名の新入生と2人の帰国生を迎え、全校児童432名で今年度が始まりました。
 保護者の皆様、ご入学、ご進級おめでとうございます。この3年、コロナウイルスによって全世界が大きな影響を受け続けていましたが、今年度は昨年度以上に従来の立教女学院の日常が戻ってくるのではないかと期待しています。新しい教室、新しい先生に迎えられ、希望に満ちた明るい顔の子ども達の様子を見ていると、私たち教職員も自然と元気が出てきます。子ども達一人ひとりが伸び伸びと育っていくそんな一年にしたいと思います。
 先月行いました「学校アンケート」にご協力いただき、ありがとうございました。76.7%の回答をいただきました。良い評価をいただいたときは、力づけられますし、勇気をいただきます。また、厳しい評価をいただいたときは、(一時的には落ち込みますが)自分たちを振り返り、新たな方向への意欲がわいてきます。今年度以降どのようにすれば、子ども達や保護者の皆様の笑顔がより多くの場面で見られるようになるのか考えるヒントをいただきました。詳しくは、全校保護者会の時にお伝えします。
 校長室の私の机の前に、相田みつをさんのミニカレンダーがあります。今年の1、2月は、「“めぐりあい” あなたにめぐり あえてほんとうに よかった ひとりでもいい こころから そういってくれる ひとがあれば」という詩でした。本当にそうだなあと思います。でも一方で、私たち教職員は目の前にいる子ども達全員にそう言ってもらえるように日々努力をしています。力が足りないところがあることは分かっていますが、神様に祈りながら全教職員でお子様の成長のために力を合わせていきます。私は今年度も、「讃美と祈り、笑顔があふれる立教女学院小学校」を合言葉に学校経営を進めていきます。子ども達だけでなく、子ども達を支える保護者の皆様、教職員全員が笑顔で集まることができるような学校にしていきたいと思います。今年度も、保護者の皆様のご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。

~春休みの学校~