主の恵み 感謝の一年

校長 児玉 純

 今年度の終業式まであと3週間となりました。各学年、各学級では今年度のまとめと次の学年に進むための準備に取り組んでいます。4月当初と比べると、自信に満ちた表情の子が多くなったように感じます。この一年が充実した一年だったことがうかがえます。いろいろな機会にお話しさせていただきましたが、今年度はコロナ自粛からの脱却を試みた一年でした。保護者の皆様のご理解・ご協力の下、多くのことをコロナ前に近い状態で復活できたのではないかと思います。子ども達はけなげで、どんな環境でも精一杯自分を輝かせようとがんばっていますが、明らかに昨年度よりも今年度の方が子ども達の笑顔に出会うことが増えました。昨年3月の小学校だよりでは、「数えてみよ、主の恵み」という題で書かせていただきましたが、今年も「感謝の一年」だったと思います。

 様々なことに感謝する一方で、どうしたらよいか分からないほど大きな問題にぶつかることがあります。ウクライナとロシアの戦争、トルコとシリアの大地震、ニュージーランドの台風被害、他にも世界の多くの地域で紛争が起きていますし、助けを求めている数え切れない人がいることなどこの日本にいる自分にいったい何ができるのだろうとひどく無力感にさいなまれることがあります。先日の礼拝の中で、大澤知由教諭が、「まず考えることが大切だ。」という話をしました。また、最近テレビのCMで「今できることを今やる。」という言葉を聞くことがあります。考えるだけではなく、考えなしに動くのではなく、まず考えてできることから行動に移すことが大切なのだと思います。子ども達が今できることは何でしょう。勉強すること。友達をたくさん作ること。自分の個性を伸ばすこと等。一人ひとりがよく考えて、今自分ができることに向き合ってほしいと思います。さて、大人の私たちはどうでしょうか。今、子ども達のためにできることを考えて、躊躇なく行動に移していきたいと思います。

 ウィリアムズ館の脇にある満開の梅には今年もメジロのつがいが訪れて、花の蜜を吸っています。文鳥の夫婦も警戒しながらではありますが、遊びに来ているようです。一年前のこの時期も、彼らの訪問に出会って心が和んだ覚えがあります。いろいろな出来事がありましたが、あっという間の一年だった様に思います。子ども達は一人ひとりが進級する喜びと、少し重くなる責任をその小さな肩に感じながら、春を待っていますが、別れと出会いの春はすぐそこまで来ています。この一年の保護者の皆様、関係者の皆様のご理解、ご協力を心から感謝いたします。
 最後になりましたが、3月21日は卒業式です。6年生70名が、夢と希望に胸をふくらませ、小学校を巣立って行きます。6年生の門出を祝福するとともに、中学での活躍を祈っていただけましたら幸いです。

ドッジボール大会

総括

2月1日(水)午後、総合体育館で3年ぶりに4~6年生のドッジボール大会を実施しました。大会に向けての本格的な練習は、3学期に入ってから行います。各クラスが赤・白の2チームに分かれ、キャプテンを決め、そのキャプテンを中心に自分たちの作戦を考えて練習・試合をしていきます。体育の授業、休み時間、担任の授業等で実戦を積み大会に臨みました。
 リーグ戦を勝ち抜いた4チーム(5年生1チームと6年生3チーム)による「決勝トーナメント」では、スピード感・緊張感あるゲームを展開。決勝戦は、6年B組同士の戦いとなりました。見応えある一進一退の攻防が続く中で、見事に6年B組の白が10対9で優勝を収めました。恒例の優勝チームと教員チームのゲームは、お互いに真剣勝負!無事に教員チームが勝利を収めました。
 笑いあり涙ありの大会は大いに盛り上がり、どのチームも最後まで諦めずに精一杯戦うことができました。4・5年生はこの経験を来年にぜひ生かして欲しいと思います。

5年生

 ドッジボール大会における5年生という学年は、最も練習の成果が試される学年と言っても過言ではありません。6年生との体格差は想像以上に大きく、ボールを投げるスピードや、受け止めるパワーでは敵いません。そんな上級生に対して、いかに技術とチームワークで応戦するか、そして一人ひとりが自分の役割を考えてプレーできるかどうかが、勝敗のカギを握ります。5年生は打倒6年生を目標に掲げ、徹底的に練習と作戦会議を続けてきました。
 1月のはじめは参加者が数人だった自主練習ですが、すぐに休み時間の度にクラスの大半が参加するようになりました。更に作戦会議も重ねに重ね、外野決めからパスコースまで自分たちで繰り返し打ち合わせを行い、下剋上の準備は万端です。
 当日の試合は、大いに練習の成果を発揮することができました。どのチームも6年生相手に大健闘し、1チームは見事決勝トーナメントに進出しました。その後、惜しくも敗退し3位となり、大号泣の5年生でしたが、優勝できることを心から信じていたからこその涙でした。この涙は、きっと子どもたちを一回りも二回りも大きく成長させてくれるはずです

6年生

 6年生にとって、最初で最後のドッジボール大会。本番に向けての6年生だけの前哨戦で負けてしまったA組はリベンジに燃え、運動会に負けてしまった悔しさを晴らしたいB組もそれに負けじとキャプテンを中心に練習メニューや作戦を練っていきました。
 「物事は上級生が収めてほしい」という言葉が支えにもなり、プレッシャーにもなっていた6年生。初戦は、1試合戦って試合勘の掴めている4年生に手こずります。ラインを越えてしまったり、捕れるボールを逃してしまったり、ボールが手につかない様子でした。
 しかし、そこから抜け出せるのが6年生のすごいところ。次の試合までに修正をし、見事に5年生に勝ち、決勝トーナメントに進んだ3チーム。同じ学年同士、誰が強いボールを投げられるのか、誰がボールをキャッチするのが上手なのか、作戦はどんなものなのか、もう手の内は見えています。6年生の意地を見せつけ、勝ち進んできた5年生を負かし、決勝は6Bの赤対白となりました。日々、共に練習してきた仲間でもあり、1番のライバルとの戦いに健闘を誓い、6B全員で円陣を組みました。内心は、共に勝ちを喜びたかったという複雑な思いを抱えていたことと思います。でも、勝負は勝負。精一杯の力を出し切りました。

~優勝チームキャプテンの日記より(抜粋)~
 私は、初めてうれし涙を流しました。白が優勝できたのは、チームの仲間のおかげ。みんなでみんなのことを支えたおかげ。それから、赤や下級生、ライバルがいたからこそチームは成長できたと思います。私は、このドッジボール大会で色々なことを学べました。

4年生

 ドッジボール大会に参加する中で、学年が一番小さい4年生。5・6年生のボールはどのくらい強いのだろうと不安でいっぱいでした。「過去に4年生が優勝したことは、ないらしい。」「決勝トーナメントに進むのも難しいようだ。」「一勝できたら歴史に残る!」など、なかなか明るい希望をもてないまま、日々が過ぎていきました。
 他のチームを偵察して「○○さんが強い!」とか「この攻め方を真似してみよう!」など、勝つために有効な情報集めもがんばりました。休み時間に声をかけ合って練習したりチームで協力して作戦を考えたりと、4年生としては、かなりよい取り組みだったと思います。
 ドッジボール大会当日、5・6年生の強さに圧倒されました。大健闘したチームもありましたが、ボールのスピードやテンポのよい攻め方に思わず「うまい……。」と声がもれてしまうほど。全滅はまぬがれましたが、残念ながら一勝することはできませんでした。
 負けてしまったけれど、5・6年生の鮮やかなプレーを見て、応援するのも楽しかったようです。今回の悔しさを胸に、「5年生では、もっと強くなるぞ!」と、心に誓っていました。

≪2年生まつり≫

 2月7日に2年生まつりを行いました。お客様は4月から共に過ごしてきた、かわいい1年生。   
 お店は、ボーリングやクレーンゲーム、雑貨屋さんやもぐら(うさぎ)たたきゲームなど、子どもたちのアイデアで溢れていました。「1年生を楽しませたい」という強い思いのもと、全員分のプレゼントを折り紙などで作ったり、お店の看板を作ったりするなど、工夫して取り組む姿が見られました。
 当日は、1年生のことを考え、優しい口調で話す2年生。普段とは異なる友だちの新しい一面を知ることができ、成長を実感するひと時になりました。
~絵日記より~
・お友だちの説明のしかたが上手で、すごいなと思いました。
・友だちがいろいろな意見を言ってくれたので、「それもいいね、1年生がよろこんでくれるといいね」と言いました。
・ちゅういしたことは、1年生と話す時、やさしい言葉をつかったり相手の目を見たりしたことです。
・友だちになった一人に、「とても楽しかったよ。」と言われ、その一言はわたしのむねのおくまでひびきました。
・人をよろこばせるっていいなと思いました。

≪クラブ報告≫

サッカークラブ

 2/18(土)に、サッカークラブは3年ぶりの対外試合を行うため、東洋英和女学院小学部に行ってきました。本校のクラブ員は8名。8人制で試合を行うため、控え選手はいません。全員が全試合フル出場となります。
 3年ぶりの試合なので、何が起こるかわからない上に、そもそも走り続けられるかも不安……。とにかくケガだけはしないようにという心配を吹き飛ばすように、どの選手も得点をねらってどんどん攻撃する積極的なプレーが目立ちました。コロナ禍で数年間試合ができなかった鬱憤を吹き飛ばすように、第1試合は4-0の大勝、第2試合、第3試合も1-0で勝利を収めました。相手陣地に攻め込む時間が多く、今まで地道にクラブ練習を続けてきたことが試合にも表れ、試合中にも「考えてプレーする」姿が見られました。試合を通して、子どもがさらに成長していくということを実感しました。
 第4試合は、両チームの選手を交えて紅白戦を行いました。この日初対面の子どもたち同士でも、すぐに仲良くなり、名前を呼び合って一緒に作戦を考えていました。
 来年度こそ本来の5校対抗戦が開催されることを願っています。またそこで優勝を目指せるチームを作っていきたいと思います。

バドミントンクラブ

 2/18(土)東洋英和女学院小学部と立教女学院にて交流試合を行いました。総勢36名でA、B、Cの3コートに分かれての試合。初対面の人と話のきっかけが持てず、最初は自校のメンバーでかたまっていましたが、徐々にスポーツを通じて親交が深まり、楽しくおしゃべりをする姿が見られました。
 子どもたちは、試合前に行う練習メニューを考えたり、全体の司会をしたり、体育館の準備片付けを行ったりと会場校として一生懸命準備をしてくれました。
 試合では、普段のクラブでは見られない真剣な表情でプレーする子どもたち。「あ、ごめん!とって!」「このポイントは絶対取ろうね。」ダブルスのペアでお互いを高めあう声掛けがとびかい、練習の時よりも実力を発揮している児童が多かったように思います。結果はA、B、Cコート全て立教女学院の勝利!試合後は、食堂にてお弁当とビンゴゲーム。「今日1日楽しかった。また来月もやりたい!」と沢山の声が上がりました。
 コロナ禍で3年ぶりの開催となりましたが、他校との試合は交流を深める上でも実力を試す上でも大変良い機会だと改めて感じました。