教育方針

本校は、私立の小学校であり、義務教育学校に課されている共通のねらいを果たさなくてはならないことは当然でありますが、それに加え「立教女学院ビジョン」が策定されておりますので、小学校教育におきましてもこのビジョンに沿った学校づくりをめざしています。
学則に、「本校はキリスト教に基づき、心身の発達に応じて初等普通教育を施し、人類の福祉と世界の平和に貢献する女性の人格の基礎を作る事を目的とする」とありますように、教職員がキリスト教に基づく豊かな教育力を発揮することをその根幹としております。
児童の心身の発達に即した教育を具体化していく上で必要なことは、バランスのとれた全人的にしてキリスト教的な成長発展を促すよう考慮することにあります。この点から考えて、本校では次のような教育目標を掲げ、その子ども像の完成をめざしています。

(1)健康で明るい子

健康とはバランス感覚のことでもあります。柔らかい生命体としてその柔らかさを失わずに、不安定さにさらされても持ちこたえていく健康で柔らかいバランスが大切です。

(2)すすんで行動する子

何かやってみようとする気持ちとためらいの気持ちのうちにわれわれは揺れ動きますが、その中で自発性を発揮できることが大切です。

(3)まわりの人を大切にする子

まわりの人を大切にする思いやりと共感的な心が大切です。

このために、学校は知的豊かさを協働的に探求し学びあう場でなくてはなりません。様々な機会の中で、多くの人と交わり自分の個性や力に目覚め高め合って成長していく。これが学校で学び合うことの大切な点であります。これが良いとされる最も良いものを子ども達に教え、諭すことができるように教職員も研鑽してまいります。
幼い時に、良い習慣を身を持って体得することは一生の宝です。良い習慣は、形を持って人間に無意識に働きかけます。キリスト教を価値の主軸とした良い習慣を繰り返し身につけさせ、人間としての品格の良さの下地を育みます。
お子様、保護者の皆様が「ここに入って」「ここで学べて」よかったと言えるような学校でありたいと願っております。

教育活動

図書教育

蔵書数は約2万冊。「いつでも子ども達に良い本のある環境」を大切に読書環境の充実を図っています。
3階の児童図書館入口はアーチ型で、まるでお話の国への入口のよう。扉を開くと明るく木の温もりのある空間が広がっています。この図書館は3 年生以上が利用。調べ学習に対応できるよう調べるための本も充実しています。貸出・返却・検索は各自がコンピュータを操作して行いますが、皆が気持ちよく利用できるよう司書教諭が子ども達の様々な質問に対応しています。低学年の子ども達については「いつでも本が手に取れるように」学年文庫を充実させ、利用しています。
その他、本の愉しみを知らせる読書の授業やおはなしおばさんのお話会、作家のお話を聞く会、児童図書の展示販売会等を行い、良い本に出会える機会が持てるようにしています。本校ではクラス担任による読み聞かせも日常的に行われ、子ども達は文字を追うことにとらわれることなくお話の世界を楽しむ機会が多くあります。

芸術活動

本校は1年を通し、多くの芸術活動を行います。11月には「芸術鑑賞会」として、様々な分野の芸術を鑑賞します。最近ではオーケストラ、長唄、映画を鑑賞しました。12月には6年生が聖劇を行います。劇と音楽すべてが6年生によって行われ、1年生から5年生は場面ごとの歌で劇を彩ります。全校がひとつになって、キリストの誕生をお祝いします。1月には「小さなコンサート」と称し、本校にゆかりのある音楽家を招き、演奏会を開きます。芸術分野で活躍する卒業生が多くいることも、本校の誇りです。3月には「6年生を送る会」を行います。お世話になった6年生の卒業を祝い、各学年が劇や合奏、合唱などを発表します。一人ひとりが力を発揮し、毎年素晴らしい発表が見られ、礼拝堂は感動の拍手に包まれます。

給食

4時間目が終わると、全校児童が一堂に会して食堂での給食が始まります。 毎日の給食は、各クラス同じテーブルの6 人がそろったところから、まずお祈りをしてからいただき、お友達との会話がはずみます。苦手なものや、食べたことのないメニューや食材がだんだん食べられるようになり、食事の幅が広がることもあります。 献立は、管理栄養士によって、手作りをモットーとして作成され、輸入野菜・果物や添加物をできる限り使わず、子ども達の顔や声のわかる距離での調理が行われています。 各学期末には、縦割り学年でのお楽しみ給食があり、1年生はパートナーの6年生との食事を楽しみにしています。 3月は、卒業する6年生のリクエストメニューで、ハンバーグ、てりやきチキン丼、揚げパン、ブラウニーなどが人気です。 食物アレルギーについては、家庭、担任、栄養士と保健室で連絡をとり合い、できる範囲で個別の対応を行っています。

食材の産地・こんだて表

動物介在教育

立教女学院小学校では2003年より、教育の場に犬を介在させる取り組み「動物介在教育(Animal Assisted Education)」を行っています。学校で飼う動物といえば、ウサギやニワトリ、あるいは教室でハムスターやメダカ、金魚を観察するといった飼育動物が一般的ですが、本校では十数年間にわたって、もっと感情表現が豊かで、人との生活を好む動物である犬を子どもたちの仲間として迎え入れてきました。
初代の学校犬はバディという名の犬で犬種はエアデール・テリアという大型犬でした。学校犬の学校でのお散歩や給餌などのお世話は「バディ・ウォーカー」と呼ばれる6年生のグループがボランティアで行っています。
現在はバディの姪にあたる3代目のエアデール・テリアのベローナと盲導犬の育成団体であるアイメイト協会から繁殖奉仕犬としてお預かりしているラブラドール・レトリーバーのクレアの2頭の学校犬が子どもたちと学校生活を共に過ごしています。

※「バディ・ウォーカー」は、ドッグトレーナーから講習を受け、一年間活動に取り組みます。
※動物アレルギーや犬が苦手なお子さんが、犬との関係を強いられるようなことはありませんので、どうぞご安心ください。