学校生活

小学校だより

2015/3/21

第187号 2015年3月20日

ふさわしい時                         校長 佐野 新生

 

肌を刺すような朝晩の冷え込みもだいぶ緩やかになり、春の訪れが実感できるようなりました。梅、沈丁花、クロッカス、菜の花・・・・・・と、少しずつ彩りや香りが加わり、どの木の枝にも新芽が膨らみ始めています。白木蓮の蕾も開き始めました。輝く白さの花が咲き揃うのが毎年とても楽しみです。いつもながら、植物は自らの時を違えず、静かに確実に春への準備を進めてきたことに感心させられます。

本日、無事に終業式を迎えることが出来ました。保護者の皆様のご協力に心より感謝申し上げます。この一年はできるだけ多く、登校してくるお子さんたちと挨拶を交わそうと努めてきました。にこやかな挨拶が返ってくると、こちらの表情も自然と緩み、本当に嬉しく、幸せな気分になれます。残念ながら、まだまだ警備員さんに挨拶しなかったり、私が「おはよう」と言わないと返さなかったり、ポケットに手を突っ込んだまま、あらぬ方を見て挨拶をしたりする子もいるのですが、これからも粘り強く続けていきたいと思っています。
小学校での一年間は実に大きいなあ、とつくづく感じさせられます。ついこのあいだまでピヨピヨだった一年生も、この一年間で学校にも慣れ、ずいぶんとたくましくなりました。ひらがなもカタカナもちゃんと書けるし、足し算も引き算もわかるようになりました。ちょっと話をした時など、ずいぶん自信がついて余裕も出てきたなあと感じます。どの学年の子どもたちもそうですが、この一年間で心も体もしっかりと、確かに成長されました。
いよいよ明日は卒業式です。六年生はこの一年を通じて聖書朗読や食事当番などを担当し、聖歌隊や委員会活動においても様々な役割を担い、学校を支え、自らの力を養ってきました。この三学期も、六年生は各教科の学習の仕上げに加え、英語劇や卒業式の練習、卒業文集の制作、卒業祝会での発表の準備等々と、最も多忙な毎日だったことでしょう。いつも最上級生としての責任感を問われ、高い水準の仕事ぶりや成果を要求され続けてきたわけですから、ストレスも相当なものだったかもしれませんが、一つひとつ乗り越えた成果が、現在の立派な姿です。これからも「艱難汝を珠にす」を信じ、神様と共に様々な経験を積み、自己肯定感と隣人愛の精神をますます育てていって欲しいと願っています。卒業式に参列する三年生以上の子どもたちが、卒業生へ心からお祝いの気持ちを伝えると共に、巣立っていく卒業生の立派な姿を見て、自分たちもこのように成長していこう、という思いを新たにして欲しいと思います。

すべての事にはふさわしい時があります。いまはまだゆっくりペース、というお子さんも、ちゃんと輝く時が与えられます。先日、小学校から中学・高校と成績のことで悩みながらも、自らを大切にし得意なお稽古事やスポーツも一所懸命に取り組んできたお子さんが、志望大学に合格を果たしたと保護者の方がご挨拶に来られました。ご両親はお子さんを信頼し励まし続け、本人の自覚や、やる気を促し続けてきたそうです。どうか保護者の皆様も、お子さん自身が、本当にかけがえのないものであること、算数だの国語だのといった特定の側面からの評価によって、その人の存在の価値が左右されることは全くないのだということを、しっかり自覚できるように働きかけていただきたいと願っています。

また新たな学年がやってきます。気持ちを切り替え、希望に満ちて新たな学年を迎えられるよう、今後ともご協力をよろしくお願いいたします。
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≪読書の授業 報告≫ 

絵本作家:スギヤマカナヨ先生をお迎えして作家のお話を聞く会を開催
 スギヤマカナヨというお名前、ご存知ですか?そう、天国へ逝った羽をつけたバディの絵を描いてくださった方です。『おかあさんはおこりんぼうせいじん』『ゾウの本』『山に木を植えました』等々の著者ですが、大の犬好き。数年前からご縁があって立教女学院に時々足を運んでくださっています。
3月9日、3年生と4年生がお話をうかがったり、ワークショップをしていただいたりしました。先生のアイデアの豊かさにはみんな歓声を上げていました。「どうせダメだろう」と思ってしまうのではなくて「いいことを想像することは大事」。ワークショップも含め、大切なことを教えていただきました。

「好き力(すきりょく)を大切に」
子どもの頃からずっと犬の訓練士になろうと思っていました。訓練士になるために何をしたらいいんだろう?と思っていた小学4年生の頃、まずは犬についてありとあらゆる本で調べて書き写したり、新聞に載った小さな犬の記事も毎日チェックして切り抜いたり、いろんなことをしました。
好きな気持ち…それは、次に自分がやるべきことをやり遂げられるエネルギーに変わっていきます。ただ単に頭がいいとか、努力家だとか、それだけではなくて、好きなことがあるとそれがいろんな扉につながっていきます。好き力がやる気や情熱を引き上げてくれます。バレエが好き、音楽が好き、サッカーが好き、好き力を大事にしていってほしいと思っています。
「想像は希望の源」
 訓練士になるのは大学を出てからでもいいか、と思い、大学は得意な美術に進みました。そこで「たくさんの物を作って、それをみんなが楽しんでくれたり喜んでくれたりするのが嬉しい。何かを作って喜んでもらえる仕事がいいなぁ。」と思うようになりました。
卒業制作でつくった『K・スギャーマ博士の動物図鑑』を機に絵本の世界へ。本はたくさんの人とコミュニケーションを取ったり、人を楽しませたりすることが出来ると思いました。
『ぼくのまちをつくろう』の帯に「想像は希望の源!」と書いてありますが、こんな風だったらいいな、こんな風にしたいな、想像できれば絶望の中にいる人も元気になれると思います。エールを送り続けたいと思って作った本です。

おはなしおばさんのお話会開始から15年目

「ろうそくに火をつけるとおはなしの妖精が来てくれます。」
図書館の一角が暗くなり、子どもたちはあっという間にお話の世界へ引き込まれていきます。
お話ボランティアの方々にしていただくのは、昔話や創作物語の素話(語りまたはストーリーテリングともいう)を中心に、絵本の読み聞かせやわらべうた。1年生にはパネルシアターなどもしていただきます。子どもたちは、耳から聴いたお話の情景を目に浮かばせ、感情を動かし、言葉を愉しみます。貴重な時間です。
「ろうそくの火を消す時に小さな願い事をするとかなえてもらえます。」
静かに目を閉じる子どもたちは、何をお願いしたのでしょう? (本宮)
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2015年度も新しい学びの環境を提供します。

4月、新年度のスタートにあわせて、2階と3階のシューコーナーを児童玄関の外へ移設します。そして1階受付前には、保護者の方々もご利用いただけるスペース、シューコーナー跡地にはグループワークや少人数授業を展開できる教室を新設していく予定です。どんな空間が誕生するのか、子どもたちの学びの環境づくりに引き続きご協力ください。

          

2015/2/28

第186号 2015年2月27日

正しい学習習慣を身につけること                 教頭 吉田 太郎 

小学生が身につけるべき学習習慣とは、どういったものでしょうか。私自身の子ども時代を振り返りますと、共働き家庭で育った鍵っ子で、日が暮れるまで友だちと外で遊ぶか、雨の日はファミコン。夜はテレビ漬け。そして、添加物だらけの食生活。と、本当にお恥ずかしい限りです。後悔の念を持ちつつも、立教女学院小学校の子どもたちにはしっかりと身につけて欲しい生活習慣と学習習慣とについて記します。
18世紀初頭、江戸は人口100万人を越え、同時代のロンドンやパリを凌ぐ世界一の大都市でした。幕藩体制や江戸の城下町、玉川上水などの治水事業、現代で言うところの都市計画など様々な特徴をもつ江戸。その中でも日本を訪れる外国人たちを最も驚かせたことが、教育水準の高さであったといいます。町のお茶屋の娘が勘定を間違えることなくおつりを渡すことや、空いた時間に御伽草子や短歌などの読書を楽しむ女性や子どもの姿に驚嘆したという記録が残っています。江戸の教育水準、識字率の高さはいわゆる寺子屋での「読み」「書き」「算盤」が大きく貢献していたからだといえるでしょう。現代の小学校の学習においても、まずはこの「読み」「書き」「算盤」の基礎基本訓練をどれだけ徹底して行えるか、「早寝早起き」「気持ちの良い挨拶」を付け加え、これらを継続することができるかどうかがとても重要となってきます。

*「読み」=「読書」の習慣はとても重要です。これを阻害するものは何といってもテレビやインターネットの存在。最近のドラマやバラエティ番組は、効果音や字幕を重ね続け、押し売りの感動や笑いを提供しています。お笑い番組も昔の漫才のようなしっかり「喋り」を聞かせるというスタイルは減り、いかに短時間で笑いを取れるか?というものに変化しています。すべてがインスタントに思えてなりません。リビングや食卓で、こうしたテレビをつけっ放しの環境では、子どもはただ受信するのみで、自ら獲得し、発信しようという姿にはなりません。もしも今、ご家庭の環境がテレビのつけっ放しであるならば、試しにテレビを止めてみてください。代わりにクラシックや静かな音楽を流しておくと、1週間もすれば子どもたちは自然に読書をするようになっていきます。低学年のころから本の世界に親しむことは感受性や想像力を豊かにするだけではなく、自ら自分の頭で考える力も育ててくれます。国語においては教科書の「音読」も重要です。毎日、声に出して読んでいると、ほとんどの子どもはすぐに「暗誦」できるようになるでしょう。
*「書き」=「漢字」「日記」は毎日の継続にかかっています。宿題に出るかどうかではなく、毎日決められた分量をしっかりと続けることです。学習の量や質は人それぞれですから、できるだけオーダーメイドで学習メニューを考えていかなければなりません。塾や家庭教師ではなく、ご家庭の教育力が一番ものを言う分野です。
*「算盤」=「計算」「算数」においても継続が重要。計算力はトレーニングがすべてですが、ダラダラと多くの問題をこなそうとするよりは、毎日短時間、5~10分間を集中して取り組むだけで成果は確実に出ます。数字や計算式、文字を丁寧に書く習慣も大切です。IQを気にするよりも子どもたちの「勤勉性」をもっと意識することが必要です。

上記のようなことを「確実に」「丁寧に」「粘り強く」取り組むことで、子どもの学習への意識は確実に変わります。正しい学習習慣が身につくことで学ぶことが喜びとなり、小さな成功体験の積み重ねによって「意欲」が醸成されていきます。基礎基本をおろそかにすることなく、よい習慣を身につけた子どもは、発展的な学習にも意欲的に取り組むことができるでしょう。1年の締めくくり、区切りのこの時期にもう一度、ご家庭で学習習慣について考えてみて下さい。
ただし、学習の時間は「長さ」ではなく「質」であることを最後に付け加えさせていただきます。子どもたちにとっては「体験」や「遊び」も、「学習」と同じように、あるいはそれ以上に、とても大切なことですから。

 

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『ありがとうバディ』記念礼拝 ・・・・・・ 約300名の方々がバディに会いに来てくださいました。

元校長 杉岡靖子先生                     獣医師 沢辺省三先生
「バディがもたらした効果は想像以上でした。       「こんなに愛された動物は見たことがない。」

         

前校長 清水良一先生       第1期バディ・ウォーカー     元教員 久能木良江先生
「たくさんの仔犬の中から一番    東京大学大学院 石井智子さん   「私にだけ、こっそり
クタッとした子を選んだのです。」 「『ワンfor All All for ワン』    おやつをねだりに
・                バディと触れ合う中でたくさんの   来たのよ。」
・                ことを学びました。」

 

  第12期バディ・ウォーカー 現6年生   「一緒に卒業だね。ありがとう、バディ。」

・バディとの一番の思いでは、一年生のせい書の学しゅうで、よし田先生がバディをさわらせて下さった時、バディがわたしのひざの上に来てくれて、ちょっとぬれたはなをクンクンうごかしてにおいをかいでくれたことです。その時、バディの目を見て、心が通じたような気がしました。本当にかわいかったです。

・ある日休み時間にあそんでいたらバディがわたしのところにやって来て私のことをなめようとしてきたので、すべり台の上ににげてしまいました。私は犬をかったことがなくてなんとなくこわかったからです。今になってみると、なんでそんなことをしてしまったんだろうと思います。さい後はびょう気でくるしい思いをしたバディだけれども、天国ではまた元気に走り回ってくれるといいなと思います。

・色々な先生の話を聞いて、なみだがあとからあとからほほをつたい、とまらなくなりました。バディをさわってみるととても冷たくなっていて目が開いていました。茶色のひとみがキラキラと光っていました。私はやさしくそっと頭をなでました。

・バディが天国に行ってしまいました。バディと一緒に一度だけでもお散歩をしたかったのに。お別れのとき、まるでお昼ねをしているようで、かわいい顔をしていたので少し安心しました。

・はじめてのとき、こわかったわたし。入学してから少しなれた。1・2学きでもうだいじょうぶ。さみしい。バディありがとう。

・バディには、小さな気づかいや人を思う気持ちによって、相手を安心させたり、おだやかな気持ちにさせてくれたりするような不思議な力がありました。おだやかでやさしいすてきなお母さんであるバディのことが、私はずーっと大好きです。

・ずっと私達を優しく見ていてくれた。いつもみんなを笑顔にしてくれた。私達の太陽だった。いつまでもみんなを照らしていてください。ありがとう、バディ。

・バディへ 色々な人に見守られて、ここまで成長したね。とってもかわいい。今もかわいい。今度はあなたが見守る番、今までありがとう。いつも見守ってくれて、心の中で悲しいときや苦しいときのお話を聞いてくれたよね。初めてバディに会ったとき、バディをさわると、とてもふわふわしていたんだよ。いつもバディをさわるとき「いつでもいいよ!」というように、じっとしていてくれてありがとう。バディ、生まれてきてくれてありがとう。いつまでもあなたのそばに神様がついていてくれますように。

・バディウォーカーで、散歩をするとき、いつも私達のペースに合わせてくれたバディ。なでようとすると、いつも喜んでしっぽをふってくれたバディ。小学校を卒業しても、大人になっても、バディのことはずっとずっと忘れないよ。天国から、私たちのことを見守っていてね。天国でも、楽しく暮らしてね。

・ 聖歌隊では、アンセムを歌うことになりました。入堂する前、リンクがいるのを見つけました。床にふせて、悲しそうな顔をしています。ぞれを見ただけで、私も暗い気持ちになっていました。先生達のお話を聞いて、アンセムを歌いました。お話を思い出すと、なみだが出てきました。練習の時はちゃんと歌えたはずなのに、悲しくて、のばす所をのばす分の空気もすえません。悲しくて涙が止まらなかったけれど・・・「十二年間も学校で働いてくれたバディが、天国で安らかに眠れますように。」

 

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《ドッチボール大会》

ドッジボール大会(2月2日)は、今年度に完成した「総合体育館2014」のメインアリーナで行いました。天井が高く、とても明るく、初めて足を踏み入れた子どもたちからは、「わぁ!」という声があがっていました。
ドッジボール大会に向けての本格的な練習は、3学期に入ってから始まります。各クラスが赤・白の2チームに分かれ、キャプテンを中心に自分たちの作戦を考えて練習をしていきます。授業や休み時間を使いたくさん実戦を積み、チーム力を高め大会に臨みました。
6年生の4チームがベスト4に入り、決勝戦では、一進一退の攻防が続きました。結局、8分間では決着がつかずに、2分間の延長戦の末、6年B組の赤が僅差で勝利を収めました。
どのチームも最後まで精一杯戦い、仲間を一生懸命応援する姿が印象的でした。(草苅)

【成績発表】
優 勝…6年B組 赤
準優勝…6年A組 赤
第3位…6年B組 白

 

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《3年生社会科見学~江戸東京たてもの園》

江戸東京たてもの園では、昔の生活体験、商店見学などを通して昔のくらしについて勉強してきました。
実際にあった農家の中で、石臼をひく体験をさせていただきました。石臼に米をいれ、ズリズリとひいていくのですが、これがとても重くて、こどもたちも一苦労。しかし、隙間から出てきたサラサラの上新粉を触り大感激!こんなに苦労して、小麦や蕎麦や米をひいていたのだ、と感じることができました。
また、囲炉裏を囲み、昔の家において「火」がどれだけ大切な役割を果たしていたのかもお伺いすることができました。部屋の中は外同様にとても冷え、震えるほどでしたが、囲炉裏の前は、じんわり汗がにじむほどの暖かさ。炭を火鉢へ移す作業も、最初はおそるおそるでしたが、最後はなれた手つきでてきぱきこなしていました。
子どもたちに優しくお付き合いくださったシニアボランティアの方々にも心から感謝です。(高原)

 

 

 

 

 

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鮭の稚魚放流バスツアー 報告

2月11日(水)スタディツアーでお世話になっている茨城県常陸太田市へ4~6年生の親子約40名が参加し、サケの稚魚の放流体験を行いました。4・5年生のスタディツアーのフィールドである金砂郷で、子どもたちが田植えや稲刈りを体験した久慈川の支流、浅川を見学した後、ふるさと体験交流館「かなさ笑楽校」へ。昼食はグループごとにそば打ち体験。常陸秋蕎麦を、奥久慈の軍鶏を使った「つけけんちん汁」で美味しく頂きました。そして午後からは茨城県や久慈川漁協のご協力のもと、遡上したサケから採卵し、孵化させた稚魚を育てる孵化場の見学、そして久慈川にて、体長約5cmの稚魚約3000匹を「また会おうね」「いってらっしゃい」などと声を掛けながら放流しました。
放流された稚魚は太平洋に出た後、オホーツク海や遠くはベーリング海まで旅をして、1000匹中3匹の割合で4年後に産卵のため遡上してくるそうです。
来年度は4年生のスタディツアーとして、11月に久慈川を遡上するサケの観察会を計画しています。「いのち」をめぐる自然のドラマを感じることができるツアーとなるでしょう。

2015/1/31

第185号 2015年1月30日

追悼「ありがとう。バディ」              教頭 吉田 太郎

「学校に犬がいたらいいのになぁ・・・。」ある児童の一言がきっかけでした。
今をさかのぼること14年程前、学校の中に自分の居場所が見つけられず、登校渋りから、しばらく引きこもりの状態を続けていた児童が犬とのふれあいを通して励まされ、少しずつ癒されていく過程を目の当たりにしました。そして、小学校の教育の中に「犬」を介在させることで得られる様々な効果を期待して2003年より『動物介在教育(Animal Assisted Education)』が始まりました。
最初はたった一人の子どものために。学校に犬を連れて来るという提案は突拍子もないアイデアのため、始めは冗談だと思われました。そんなことは無理に決まっている。私自身も含めて、誰もがそう思いました。 犬の世話は誰がするのか?どの犬を選ぶのか?噛み付いたりしたらどうするのか?アレルギーの問題は?保護者の理解は得られるのか?子どもたちが授業に集中できなくなるのでは?排泄物の処理はどうするのか?犬が嫌いな子どもへの配慮は?飼育費用は誰が負担するのか?犬の躾・トレーニングは? 犬の存在はきっと子どもたちにプラスになる。様々な海外の文献なども参考にしつつも、最後は直感的に大人たちがその効果を理解し、プログラムが実現していきました。本当に多くの方々のご協力と良心によって支えられた動物介在教育でした。
2003年にスタートした取り組みは、今年で12シーズン目となります。バディが学校へやって来たときに1年生だった子どもたちはもう高校3年生、4月から大学生となります。これまでバディウォーカー(6年生有志によるお世話係)として活動した児童も延べ人数では400人を超えるほどとなりました。学校に犬を介在させる。教室に犬が居る。グラウンドを犬が駆け回る。夢のような光景が、当たり前のものとして受け入れられ、今では後継犬のリンクや、震災後、福島からウィルとブレスも仲間の一員として加わっています。

2015年1月26日午前11時30分、初代学校犬のバディが眠るように息を引き取りました。たくさんの人々から愛されたバディ。神さまのもとへお返しする。ただそれだけのことだとわかっているつもりですが、お別れはやっぱり寂しい。先日、全校児童、教職員そして駆けつけてくださった保護者の皆様とお別れの記念礼拝を行い、みんなでバディの魂を見送り、お別れをしました。『me(メ)mento(メント)mori(モリ)~死を想え~』「死」について考えることは、わたしたちが「生きる」ことについて考えること。バディは最期のその日まで、わたしたちに大切なことを教えてくれました。

ありがとう。バディ。

 

 

 

 

 

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芸術鑑賞会~日本フィルハーモニー管弦楽団特別演奏会~ 」

あいにくの雨で、気温もぐんと下がった寒い日となりましたが、皆様のご協力により無事に鑑賞会をおこなうことができました。
様々なスタイルの音楽をバランス良く散りばめたプログラムは、立教女学院小学校のための特別な選曲です。1曲目のスラブ舞曲で、すっかりオーケストラの迫力に圧倒された子どもたちは、最後までよく見てよく聴いていました。「コントラバスの大きさに驚いた。」「ピッコロは小さいのに大きな音が出ていた。」「トランペットで馬の鳴き声を出していておもしろかった。」「ティンパニのマレットがたくさん並んでいた。」「指揮者は体全部を使って指揮していた。」「弦楽器の手の動きがそろっていた。」などと、発見したことを教えてくれました。音楽室にもある楽器が、プロの手にかかるとこうも音が変わるんだということを実感した子もいます。
その後の音楽の授業では、音楽と向き合う子どもたちの姿勢に変化が見られました。「楽器を習ってみたい。」「もっと上手になりたい。」「指揮者になりたい。」未来を描く子どもたちの目はキラキラと輝いています。 (音楽科 上川)

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4年バードウォッチング~井の頭公園~

動物解説員の馬島(ましま)先生にガイドしていただきながら、文化園で飼っているカモと野生のカモを順に見て回りました。遠く北の国からカモはやってきます。この冬、井の頭公園で確認した野生のカモは142羽。10年前は1000羽を超えていたそうです。井の頭公園では池の水をぬき、本来生息するべきではない生き物を捕獲したり、水をきれいにする努力も行っています。 (理科 飯澤)

(子どもたちの感想より)
・こんなに寒いのに、カモはふつうに生活していたのにおどろきました。
・ハクチョウやカモを間近で見ることができました。オシドリやカワセミがとてもきれいでした。また春になったら、行きたいと思います。
・オシドリのオスが胸をふくらませ、メスに必死でプロポーズしていたのでおもしろかったです。横で、もうあきらめているオスがいました。

 

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お父さんの会」幹事会懇談会 於:マキムホール

1月23日(金)、「お父さんの会」幹事の皆さまと教員との懇談会をおこないました。日ごろの教育活動に深いご理解とご協力をくださっているお父様方と、ゆっくり懇談する機会を設けたいとの思いで企画いたしました。

初めに各学年の「お父さんの会」報告をしていただき、その後軽食を取りながらの懇談会へと移行しました。普段なかなか聞くことのできない、娘への愛・学校に対する期待・本音をお伺いすることができ、更なる連携を図りながら、子どもたちのよりよい導きのために、共に手を携えていこうとの思いを一つにできたように思います。お仕事でご多忙の中、30名ほどのお父様方が駆けつけてくださり感謝申し上げます。ありがとうございました。

(「お父さんの会」委員会)

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図書ボランティア作業 約9千冊終了に感謝‼

学校図書館では、3年生以上の保護者有志を募り学校の本を綺麗にしていただいております。その有志は図書ボランティア、略して「図(ず)ボラ」。
「ずぼらな様」の日本語とは異なり、図書の掃除やラベルの貼り替え等の作業は丁寧で美しく、並べられた本はとてもきちんとして子どもたちに喜ばれています。 この活動は6年前の2008年9月より始まり、今までの合計作業数は約9千冊となりました。この1月までに学年文庫と文学の単行本の棚を終えることができたことに感謝申し上げたいと思います。
これまで以上に永く作業は続いていきますが、地道に作業が進められていく様子を、有り難く楽しみにしていることをご報告させていただきます。  (図書 本宮)

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