学校生活

小学校だより

2013/11/29

第170号 2013年11月29日

アドヴェントをむかえて

教会のカレンダー「教会暦」では、12月1日の降臨節第一主日から新しい一年がスタートします。またこの日からクリスマス・イヴまでの4週間をアドヴェントといいます。アドヴェント(降臨節・待降節)とはラテン語の「アドヴェントゥスadventus(到来)」に由来しており、アドヴェントとは、救い主であるイエス・キリストの降誕を持ち望む期間のことを意味します。
この季節、立教女学院では中庭のヒマラヤ杉に明かりが灯り、チャペルにはツリーやリースの飾り付けが始まります。小学校でも児童玄関にイエスさまのご降誕を現わした小さな人形「クリスマス・クリブ」も登場するなど、学院全体がクリスマスムードとなっていきます。私たちは、街のイルミネーションや師走の喧騒から離れ、アドヴェントの期間には心静かに二千年前のイスラエルに思いを馳せ、クリスマスの本来の意味について考えていきたいと思います。聖書を通して語られる救い主の誕生は、光り輝く栄光のうちにあったのではなく、貧しい馬小屋での出来事でした。救い主の誕生は、王様や貴族らといった権力を持つものではなく、天使らによって荒れ野で野宿をしながら夜通し働く羊飼いたちに最初に伝えられました。救い主は、自分では歩くことさえできない赤ん坊の姿でこの世に与えられました。
小学校の聖劇の中で、身重のマリアが親戚のエリサベトのもとを訪ねる場面が演じられます。「力ある者を王座から引き下ろし、弱き者を引き上げられ、飢える者を満たし、富める者をむなしく追い返されます」というマリアの賛歌(ルカによる福音書一章四十六節~)の一節が力強く語られます。
神さまのメッセージについて、立ち止まって静かに思考する。アドヴェントをよい準備の時としましょう。

 

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秋の校外行事

11月13日・14日、各学年ごとに秋の校外行事を行いました。秋の澄んだお天気の中、多摩動物公園に出かけた1・2年生。楽しみながら動物との出会いを満喫しました。3・4年生は紅葉の高尾山へ。山のおいしい空気と共に、気持ちのよい汗を流すことができました。宿泊学習に取り組んだ6年生は、プロジェクト・アドベンチャーのプログラムを通して、仲間との絆に向き合い、よい小学校生活の締めくくりへの意識を高める学びの時を持ちました。

今回は、5年生で新しく取り組んだ環境教育プログラムの報告を掲載します。

常陸太田市での環境教育プログラム
5年生は、社会科の中で「それぞれの地域での農業や地場産業が食料確保の上でも重要な役割を果たし、自然環境と深いかかわりをもって営まれていること」を学びます。実感を伴った立体的な学習を企図し、茨城県常陸太田市金砂(かなさ)地区で、地場産品で昼食を作り、川の清掃に取り組みながら、自然環境との共存の知恵を地元の方々から学ぶ、という環境教育プログラムを実施しました。
常陸太田市金砂地区には、「かなさ笑楽校(しょうがっこう)」という、同市の施設があります。廃校となった小学校が、50名程度の宿泊施設、各種実習・研修室を備え、地場産品を生かしたそば打ち・竹筒飯盒炊事などの体験プログラムを擁する施設にリニューアルされたものです。
この近くに、東京大学中川先生と地域住民の方々によって運営されている環境維持活動「リバースミス」のフィールドがあります。今回は、日帰りの制約がある中でしたが、総勢15名程の地元住民の皆さんの的確な指導を受け、有意義な一日を過ごしました。
まずは「かなさ笑楽校」で、地場産の真竹を使った箸作り。小刀を固定し箸だけを引いて削る、という要所を押さえた指導を受け、怪我なく順調に竹箸が作られました。この後は、真竹を飯盒にして炭火で地場の米を炊く班、国内最高評価の「常陸蕎麦」を打ち上げる班、地場産品である小麦粉を使ってピザを作り、炭火で焼き上げる班に分かれます。三種類が見事にできあがり、子どもたちも全種類をいただきました。蕎麦打ちを指導してくださった地元のおばさま方の見事な手際たるや、実に無駄がなく流れるようでした。初めての小学生には重い蕎麦包丁で、細く切ることはとても難しかったのですが、香り高く腰のあるおいしい蕎麦ができました。
昼食後はリバースミスのフィールドに移動し、ヤマメ放流と川の清掃です。周囲に水田が広がる日本の原風景に癒されつつ、様々なごみを拾い集めました。環境維持のために人間が適切に手を入れていくことの必要性を感じさせられます。腰までの長靴を履き、鉄の熊手で川底の掃き掃除を一生懸命行った子もいました。ピザ釜で焼いてくださったほくほくのジャガイモをおみやげに、常陸太田市を後にしました。
生き生きと輝く子どもたちの表情に、自然の中で子どもは大きく育つということを改めて実感しました。
来年度も何らかの形で価値ある環境教育プログラムを実施したいと考えております。
皆様のご理解とご協力をお願いいたします。    (佐野)

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朝の放送 「食堂だより」 より

11月11日の朝の放送は、給食を作る人たちの心を子どもたちに伝える放送となりました。
主な内容は、6年給食委員と藤井栄養士による「給食の片づけチェック」でした。それまでの片づけ方にはひどい状態がよく見られていたからです。食べ残しや片付け方が荒々しく、感謝の気持ちや残して申し訳ないという気持ちが全くないのでは、と思うような児童もおり、給食スタッフは悲しい思いをしていました。
給食スタッフは14名。一人一人が、「みんなに食べてもらえるように美味しくなぁれ」という気持ちをこめて、何十個、何十本という野菜を切り、煮たり焼いたり形を整えたり。「これ、美味しいですねぇ」と教員が声をかけると、「愛情のスパイスが入っていますから」という返事が決まって戻ってきます。 「立教女学院小学校の良いところのひとつは、心のこもった給食をいただけるということです。」放送後の礼拝でも佐野校長が話しました。
これを機に「いただきます」という言葉の意味を考え、私たちの口まで食べ物を運んでくださる方々に想いを馳せ、感謝してお食事をいただくことができる子どもになって欲しいと切に願っています。  (本宮)

きゅうしょく
たにかわしゅんたろう
パンを はこんで くれた ひと
パンを オブンで やいた ひと
こなを ぺたぺた こねた ひと
こむぎを こなに ひいた ひと
こむぎの たねを まいた ひと
こむぎを そだてた つちと みず
みわたすかぎりの はたけの うえの
おひさま あおぞら うたう こえ

 

 

2013/10/29

第169号 2013年10月29日

ラジオ体操講習会

ラジオ体操の更なる習得・向上を目指して、5・6年生は9月19日(木)、1~4年生は翌20日(金)に講習会を行いました。講師には、NHKラジオ・テレビ体操指導者の多胡 肇(たごはじめ)先生をお迎えし、それぞれの学年に応じて、分かりやすい指導をしていただきました。
まず前半部分では、どの学年も体の動かし方を楽しく学びながら、柔軟性を高める運動や体の上手な使い方を理解していきました。仲間とかかわり合いながら笑顔で活動することができました。後半は、ラジオ体操の13個ある動きについて、一つひとつ丁寧に解説を加えていただきながら、何度か練習を行いました。後日、子どもたちに感想を書いてもらいました。ここで紹介を致します。

・今まで習ったことがなかったので、勉強になりました。
・真剣にやると、体の色々な部分がのびて気持ちよく、ラジオ体操はすごいと思いました。
・テレビで見たことのある先生に楽しく教えていただき、ラジオ体操をするのが本当に好きになりました。

ラジオ体操はキャンプや運動会など、さまざまな場面で行います。これを機会に正しいラジオ体操を身に付け、体操や運動に対する意識を高めていって欲しいと思います。  (草苅)

 

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~5年生 工場見学~

10月25日、五年生は社会科見学で、神奈川県にある日産自動車追浜工場と、森永製菓鶴見工場に行ってきました。前の週から台風が接近していたので、実施が危ぶまれていましたが、台風のコースがそれたこともあり、無事に見学に行くことができました。子ども達の様子をご報告します。
今まであまり興味のなかった自動車のことも、友達と車について話をしていくと、車にもいろいろなメーカーがあり、その中に様々な車種があり、海外からもたくさんの車が来ていることを知り、興味が少し湧いてきました。そして学習を進めていくと、一つの車に25000~30000の部品が使われていること、その部品は150もある関連工場でそれぞれ作られていることが分かりました。製造過程もおもしろそうでわくわくしながら工場に到着しました。
工場に入ると、いきなり無人車がかわいい音楽を流しながら部品を運んでいく様子に驚きながらも、次から次へと色の違う車体が流れてきて、工場の方が部品をつけていく手早さに時間を忘れて見入ってしまいました。間近で作業を見る迫力、そして一つ一つの細やかな工夫、最後には海外に輸出される車を載せる大型船も見られ、大満足な自動車工場見学でした。
午後は、さらに楽しみにしていた森永製菓工場。少し肌寒かったところ、ココアでお出迎えしてもらい、心も体も温かくなりました。小枝・ハイチュウ・ダースの製造過程を見せていただきました。実際にできたものの試食もさせていただき、食品工場の仕組みも学ぶことができました。 (鈴木)

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~6年生 最高裁・国会見学~

今年の社会科見学では、司法の最高機関である最高裁判所と、立法機関である国会議事堂を見学しました。以下は見学後の児童の声です。

[最高裁判所]
・「石のお城」と呼ばれている通り、すべて石でできている立派な建物でした。
・大法廷に入ると、威厳のあるピリピリとした雰囲気がただよっていて、緊張しました。
・大法廷にある大きな壁掛けは、前は活気を表す太陽、後ろは落ち着きを表した月であることがすごく印象に残っています。「最高裁」などとテレビでは軽々と口にしているけれど、本当はいるだけで緊張してくるような張りつめた空気でした。

[国会議事堂]
・議事堂の外は、よくテレビで映る見慣れたものですが、大きさや迫力に驚きました。
・はじめて中を見て、広さを実感しました。こういう所で国の大事なことが決められているのだなと思いました。
・今、話題にあがっている憲法改正などが決まる国会議事堂と考えると、すごく立派な所なのだと思いました。天皇陛下が座るお席や御休所(ごきゅうしょ)は、すごく高級感がありました。
・議会を行う場所の中で傍聴席が同じ所になかったり、衆議院と参議院では議会の始め方が違ったりする、など意外な所にも違いがあって驚きました。学んだことにさらにプラスして知識を増やすことができてよかったです。

多くの方々にご協力いただき、貴重な社会科見学をすることができました。         (小田)

 

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クライミングウォール 寄贈

震災以降、つながりが生まれた福島県の会津若松聖愛幼稚園は、この春新しい園舎が完成し、新たな歩みだしをスタートさせました。先日、昨年度から計画していた念願のクライミングウォールをようやく寄贈させていただくことができました。
デザインは運動会の参加賞と同じ、絵本作家のスギヤマカナヨさん。バディやリンクに加えて福島からやってきたブレスやウィルも描かれています。デザインを依頼したころは、四肢麻痺を患っていたウィルが手術後のリハビリ中で、再び歩けるかどうかわからないという状況でした。スギヤマカナヨさんは学校を訪れたときに教員室の前で、児童からウィルへ送られた多くの応援メッセージのボードをご覧になり、「また子どもたちと一緒に歩けるようになる!」そういう祈り、希望を込めてイラストを描いてくださったとのことです。
このクライミングウォールには若松聖愛幼稚園で飼われているプードルの絵も描かれています。
立教女学院小学校と若松聖愛幼稚園は、遠く離れていても「つながっている」。犬たちの楽しそうに駆けるイラストから、そんなメッセージが伝わってきます。
今回製作したクライミングウォールは高さ4mの本格的なものとなりました。皆様の献金を制作費に当てさせていただき寄贈させていただきました。
感謝を持ってご報告させていただきます。(宗教部)

2013/9/24

第168号 2013年9月20日

軽井沢キャンプ報告

5年生 ~みんなでがんばった~
5年生のキャンプは、毎年梅雨の季節。2日目の野外炊事こそ雨に降られましたが、予定通りプログラムを行うことができ、感謝でした。
「学年の目標は、たのしみを創りだしましょう。たのしみは平仮名だね。つくりだすには創の字を当てているけど、なぜだと思う?」キャンプの準備の最初に子ども達に投げかけた言葉です。クラス替えがあったとはいえ、昨年と同じ単一学年でのキャンプ。でも違うのは、プログラムの中身を考え、形にし、行うのは、全て自分たちだということ。5月下旬から、通常の学校生活の合間を縫って準備を重ねました。
キャンプ最終日に書いた作文の中から、子ども達の気づき、感想等をご紹介します。

・ 「たのしみをつくり出す」ということはむずかしい。けれど、一生懸命取り組めば、うまくいかなくても「がんばった」ことは伝えられるんだ。 ・ 人の気持ちを考えること、自分を信じることがわかった。
・ 「ありがとう」を言われるとうれしくなり、これからもやろうという気持ちになって、自分にも人にも正直になれた。
・ 友達の一言に感心して、自分もそうなりたいと思った。
・ 今年失敗して、来年の目標ができた。
・ 自分のやりたい気持ちと、ゆずる気持ちをつり合うようにしたい。人の気持ちに気を配れる人になりたい。
・ 学校生活でも、大変な時、困っている時、楽しい時、みんなでやると大変さが飛んでいったり、もっと楽しくなるといいな。
・ ただただ歩いて草にさわったり、きのこを見つけたり、石に乗ったりしているだけで楽しいことがわかった。

4年生 ~初・自分たちだけキャンプ~
1日目の夜はキャビン紹介です。事前に学校で、キャビンごとに、準備してきました。練習のときは、うまく話し合いがまとまらずに時間がかかるキャビンもありました。しかし、本番では楽しく歌って演じてと、みんなで力を合わせて作り上げる喜びを感じることができました。
2日目の夜はナイトオリエンテーリングです。キャンプ場の敷地内で、動物の鳴き声がするポイントを見つけます。「どこかな?」「あっちから聞こえるよ。」耳を澄ませて、しじまの中から聞こえてくる微かな声を探します。最後に皆で集まったとき「私たち、いつもうるさすぎるよね。」「こんなに静かなんだ…。」と、新たな発見がありました。キャビンの中も、1日目よりはるかに静かな夜が訪れました。
3日目は野外炊事です。かまどの火付けは、初めての子どもが多かったので難しかったようです。レクチャーを受けて薪を組んだものの、簡単には火はつきません。「空気を入れるようにして組むんだよね。」「小さな木から大きな木に火がうつるようにするのよね。」コツがわかると、大きく火が燃え上がりました。盛んに火が燃えると、目をらんらんに輝かせ「火って、いいね。」とつぶやく子もいました。「水が少なくない?」鍋に入れる水の量を心配する子もいましたが、ひたひたの状態でちょうどよかったです。おいしいカレールウができ上がりました。ご飯もうまく炊けるように、頃合いを見て蓋を開け、炊き具合を確認しました。「おいしそう。」「ぴかぴかしてるね。」本当においしく炊き上がりました。食べ始めると「おいしい。おかわりする。」と声が上がりました。
3泊4日、皆で協力して素晴らしいキャンプとなりました。5年生のキャンプではさらに主体的な活動が増えます。この経験を生かしてほしいと願っています。

3年生 ~ありがとう6年生~
 何もかもが初めての3年生キャンプ。キャンプ場はどんなところなのか。6年生と仲よくできるだろうか。夜は一人で眠れるだろうか。何もかもがわからなくて、楽しみよりも不安な気持ちの方が大きかったようです。
しかし、この不安を和らげ、緊張をほぐしてくれたのが6年生の存在でした。6年生は、自分のことよりもまず先に3年生を気づかい、優しく声をかけてくれたり、何でも教えてくれたりしました。そのことを感じた3年生は、「私も6年生になったら、お姉さん達のように優しくなりたい。」という感想を残していました。
協力したキャビン紹介、自分たちで作ったおいしいカレー、楽しく盛り上がったキャンプファイヤーなど、6年生の支えによって、キャンプを楽しむことができました。来年への自信につながったようです。

6年生 ~ありがとう~
このキャンプの準備は、自分達が3年生としてキャンプに行った時のことを振り返ることから始めました。「優しく声をかけてくれた。」「いろいろと親切に教えてくれた。」「一緒にいっぱい遊んでくれた。」ということから、「6年生だけで盛り上がっていた。」ということまでを振り返り、では、どういうキャンプにしようかと話し合いました。キャンプに行く前は、6年生は「いいお姉さん」であろうと、かなり緊張していたようですが、3年生との2泊3日はあっという間で、野外炊事やキャンプファイヤーなど、今までになく心に残るキャンプとなったようです。また、行事をリードしたり、ちょっぴり頼られたりする経験は、6年生にとって大きな自信につながったと思います。

 

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