学校生活

小学校だより

2018/9/4

第234号 2018年7月20日

終業式を迎えて    校長 佐野 新生

 1学期の終業式を迎えることができました。西日本の広い範囲を襲った豪雨で、210人以上の方々の命が奪われ、土砂崩れや浸水、川の氾濫等による甚大な被害が発生したと報じられています。犠牲になられた方々のご冥福と、酷暑の中で大きな困難を抱えている方々に速やかな回復と神様の導きが豊かに与えられることを心から願っています。
 このところ、過去に経験のない類いの各種の災害が多発するようになってきたように思えてなりません。既に34度、35度、といった東京の気温も別段珍しいことではなくなってしまいました。専門家の中では温暖化の影響による地球規模での気候変動は共通の認識となっているとの報道もありました。これからも、様々な事態が起こり得ると認識し、注意深く毎日の生活を送っていきたいと考えています。いわずもがなの事ですが、夏休み中の体調管理、安全確保には、十分なご配慮をお願いいたします。

 6月29日からの軽井沢キャンプも全期間無事に終わりました。立教学院のみすず山荘をお借りしてのキャンプの4年目となりました。雨に悩まされた行事もありましたが、特に大きなトラブルに見舞われることなく、無事に終えられたことを感謝しています。私は3年生+6年生の3・4期のキャンプに付き添いましたが、6年生は3年生に生活の仕方を教え、自分たちもそうだったように良い思い出をたくさん作ってあげよう、と、頑張っていました。生活の中で明らかになってきた個人としての課題や問題点も正直に受け止め、長い夏休みのスタートに際し、また新たな決意を持ってよりよい自分を築いていこうとする努力を日々確実に進めて欲しいと期待しています。

 このところ厳しい批判も投じられているマザー・テレサですが、生き方の指針を与えてくれる言葉も数多く残されています。

 「人は不合理、非論理、利己的です。気にすることなく、人を愛しなさい。あなたが善を行うと、利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう。気にすることなく、善を行いなさい。目的を達しようとするとき、邪魔立てする人に出会うでしょう。気にすることなく、やり遂げなさい。善い行いをしても、おそらく次の日には忘れられるでしょう。気にすることなく善を行い続けなさい。あなたの正直さと誠実さとが、あなたを傷つけるでしょう。気にすることなく正直で誠実であり続けなさい。助けた相手から恩知らずの仕打ちを受けるでしょう。気にすることなく助け続けなさい。あなたの中の最良のものを世に与え続けなさい。気にすることなく、最良のものを与え続けなさい。」

 様々なご協力を心から感謝申し上げます。どうか良い夏休みをお過ごしください。

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≪キャンプ報告≫

3年生 キャンプを楽しもう
 3年生にとっては、初めてのキャンプ。「キャンプ生活を『たのしみ』ましょう」という目標のもと、とにかく元気に!楽しく!笑顔で!という意気込みで2泊3日を過ごしました。たくさんの仲間と関わって、協力しながら、ともに過ごす時間を大切にしました。キャンプ生活の全てが初めての体験となる3年生を全面的に支えてくれたのは、ベテランの6年生。キャンプ場での生活の仕方や係の仕事はもちろんのこと、キャビン紹介、野外炊事、キャンプファイヤーなど、常に3年生に寄り添いながら、キャンプの楽しみ方を教えてくれました。
 キャンプ準備が始まった当初はなかなか6年生に話しかけることもできない様子の3年生でしたが、みんなでアイデアを出し合いながら準備をしていく中で、積極的に話せるようになりました。また、分からないことがあったら自分から6年生に質問したりすることもできるようになりました。キャンプ中は、常に一生懸命!自分の係の仕事も、責任をもって楽しく取り組んでいました。6年生に励まされたり、応援されたりすることが、3年生の意欲や力に繋がったのだと思います。
 今回のキャンプ生活で経験したことや学んだことを生かして、来年のキャンプは、自分たちで考えて楽しみを発見してほしいと思います。(小田・吉村)
          

4年生 楽しみを発見しよう
 4年生のテーマは『自分たちで考えて、「たのしみ」を発見しましょう。』です。担任は特に「あそぶ・ふれる・やってみる」の3つを経験してほしいという願いをもってキャンプに出かけました。
【あそぶ】
 普段の学校生活では、思いっきり遊ぶ時間が取れません。プログラムに余裕をもたせたので、日ごろ関わりの少ない友だちともたくさん遊べたようです。広い芝生のあるみすず山荘で「遊びきった!」子どもたちの顔からは、清々しさが感じられました。
【ふれる】
 軽井沢の自然にたくさん触れてほしいと思い、3日目、自然博士のピッキオの方々と共に野鳥の森に出かけました。鳥の声を聴いたり、おとしぶみを見つけたり、桑の実を食べたり……お話を聞きながらたくさんの生き物や植物にふれることができました。
【やってみる】
 学校生活の中では、全員が人前に立ちクラスや学年を先導するという機会はなかなか作れませんが、キャンプでは全員が係の仕事を担い、一度は前に立って声を出す体験をしてほしいという気持ちがありました。実際、一人ひとりが責任をもって、自分の与えられた係を一生懸命とこなし、周りの友だちのために働いている姿をたくさん目にすることができました。また、うまくいかなくてもそれを受け入れる温かい仲間の姿も見られました。

 野外炊事やキャンプファイヤーなど、どのイベントでも子どもたちが主体的に行動する姿があり、仲間と協力する喜びを感じることができた4日間でした。(中村・五十嵐)

5年生 楽しみを造りだそう
 5年生のキャンプ目標は「たのしみを創りだしましょう」です。
 家族とはなれて暮らす軽井沢でのキャンプ生活では、楽しいだけでなく、みんなが気持ちよく生活するために守らなければならない「きまり」や、果たさなければならない「役割」があります。同じ目的にむかって力を合わせようと務めること、同時に今はまだ力を発揮できない人を批判したり、排除したりするのではなく、いっしょにやっていくことを目指しましょう。たのしみを創りだすためには、「共に生きる」という視点をもってキャンプ生活をやっていきましょう。という大きなテーマを掲げ、キャンプがスタートしました。
 5年生の野外炊事はそれぞれのグループで考えた自由献立。つるやに買出しに出かけ、工夫を凝らしたお料理に挑戦しました。「見た目はちょっと悪いけど、味は最高!」と大きなお鍋を完食。火の番や調理、後片付けなどそれぞれが役割を担い、果たしたからこそ得られた満足感でした。
 夕立で野鳥の森でのナイトハイクはキャンセルとなりましたが、ピッキオの専門家の方々から軽井沢町での「ツキノワグマと人との共生」についてのワークショップで興味深いお話を伺い、ここでもクマを駆除するのではなく、上手に自然とつきあっていく。という話に、私たちが課題とする「共に生きる」ことの大切さに通じるものを感じました。
 嬬恋では生産者から直接、キャベツや新鮮なお野菜をお土産にいただきました。キャンプで出会った人たち、体験や経験は楽しかった思い出とともに、共に生きることの大切さ、難しさ、そして素晴らしさについて感じる、考えるきっかけになってくれることを願っています。(飯澤・吉川)

6年生 楽しみを与えよう
 6年生にとって最後のキャンプの目標は「人に楽しみを与えましょう」。最初の顔合わせのときから、どうしたら初めてキャンプに行く3年生に心を寄せて接することができるか、6年生のほうが少し緊張しているようでした。でも、いざキャンプが始まると、3年生の目線に合わせて腰をかがめて話しかけたり、外で遊んだり、野外炊事で一緒に野菜を切ったりと、今までの経験を生かしながら優しく接している6年生の様子は微笑ましいものでした。3年生が帰京したあとは、信濃路自然遊歩道のハイキングや、自分たちで企画したプログラムをクラスの仲間たちと、みすず山荘の芝生の上で思い切り遊んだりスイカ割りを楽しんだりしました。
 6年生キャンプは、小学校キャンプの集大成ともいえるもので、下級生を連れて行くこと、6年生のクラスの仲間との親睦や絆を深めるという2つの大きな目的があります。3年生との時間の中では、下級生である3年生を意識して過ごすことで改めて自分を客観的に見つめることができたようです。6年生だけのプログラムでは、準備の段階から仲間ととことん話し合い、互いが自分の思いや意見を充分に出し合える時間や場所がたくさんありました。自分を見つめ、仲間のことを考えるよい機会になったようです。キャンプで得たたくさんの学びや充実した経験が、これからの学校生活に生かされていくものと考えています。(高橋・鈴木)
          

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≪今年もホタルがやってきました≫
 7月13日、卒業生の御祖父、小林義忠さんに、ホタルの観察会を行っていただきました。2012年より開催され、今回で6回目となります。真っ暗の中で、ほのかに瞬くホタルの光を見て「わあ!」「きれい…」と歓声が上がり、猛暑の続く中、気持ちも涼やかになるひとときでした。最後のクラスでは明かりをつけ、暗闇では見ることができないホタルの姿を観察し、図鑑では学べない本物にふれるすばらしい機会となりました。小林さん、ご協力ありがとうございました。(理科 大澤)

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