学校生活

小学校だより

2018/4/27

第230号 2018年4月7日

新たな年度に    校長  佐野 新生

 2018年度がスタートしました。ご入学、ご進級、おめでとうございます。ソメイヨシノは盛りを過ぎましたが、これからの学院構内はユキヤナギ、サツキ、ツツジ、ドウダンツツジ、ハナミズキ、フジ……と、様々な花と木々の新緑に彩られ、一年で一番美しい時期を迎えます。4月に入り初夏のような陽気が続きましたが、良い体調と前向きな気持ちで楽しく学校生活が始められるよう、どうかご配慮をお願いいたします。

 今年度もキリスト教に基づく心の教育、一人ひとりを大切にする姿勢を土台として、各教科の指導、生活面の指導にもしっかりと取り組み、伝統の学校行事、Well Learning Projectに基づく様々な活動等々を通じ、豊かな人間力を養う充実した教育活動を展開して参ります。教職員がそれぞれの持ち味を十分に発揮し、子どもたちのよりよい成長のために精一杯取り組んで参る所存です。
 世論調査等で有名な、米国ギャラップ社の企業を対象とした従業員のエンゲージメント(自らが属する企業への愛着心や仕事への思い入れ)に関する調査(2017レポート)では、「熱意があふれる社員」の割合が米国が32%なのに対し、日本は6%と調査対象の139ヶ国中132位、加えて「意欲のない社員」が70%、「周囲に不満をまき散らしている無気力な社員」が24%存在するとの内容が報告されているそうですが、本校教職員には、そのような者が全くおりません。この春休み中も、新年度のスタートに向けて、子どもたちに出来るだけのことをしてあげようと相互によくコミュニケーションを取りながら、様々な準備を意欲的精力的に進めて参りました。能力の高い教員が良質の教育を展開することによって、単に学習内容の習得が効率よく実施されるだけではなく、子どもたちの意識が望ましいものに変わり、人生に大きな影響を与え得ることは広く知られている事柄です。これからもさらに良い方向を目指し一致協力して参りたいと考えております。
 2020年度から全面実施される新学習指導要領では、今年度は部分的導入の年度と位置づけられており、主体的で対話的な深い学び(アクティブラーニング)の重視が盛り込まれています。また、基礎的・基本的な知識及び技能の確実な習得と、これらを活用して課題を解決するために必要な思考力,判断力,表現力等を育む必要も強調されております。これら諸点は本校が長年取り組んできた教育の姿勢と合致するものですが、心新たに教員一同心を合わせて取り組んで参りたいと考えております。また、ご家庭におきましても、確実な学力の定着が図られるための家庭学習、家庭における学習習慣の定着、主体的な学習態度の育成といった面に関して、それぞれのお子さんの主体的・意欲的な態度が養われるよう、ご協力をお願いいたします。

   教育の領域を経済学的手法で分析した研究成果が欧米ではさかんに報告されています。IQや学力テストで測定される能力のことは一般に「認知能力」と呼ばれる一方、「誠実である」「忍耐力がある」「社会性がある」「自制心がある」「すぐに立ち直る、うまく対処する」「創造性に富む、工夫する」「やり抜く力がある」といった学力テストで測られない人間の気質や性格的な特徴は「非認知能力」と呼ばれるそうです。最近の研究成果からは、非認知能力が高いことが、学校を出た後の人生においては圧倒的に大切であり、成功に導かれる大きな要因であるということです。(参照:中室牧子『「学力」の経済学』、2015)。これらいわゆる非認知能力の育成、ということにも意識を配りながら楽しい学校づくりを進めて参りたいと考えております。

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≪いっしょにあそぼう!プログラム報告≫
 東日本大震災から7年がたち、次第にその記憶が薄れてしまうほどに、何気ない日常が過ぎていきます。今回で7回目となる「いっしょにあそぼう!プログラム」。今年も福島から、セントポール幼稚園と若松聖愛幼稚園の年長さんとご家族19組が、立教女学院に遊びにきてくれました。プログラムの企画・運営には、今年も5年生の有志がスタッフとして関わりました。
 11歳の子どもたちにとって、震災の記憶は薄いようですが、震災後の福島の様子や、立教女学院小学校と幼稚園がつながったきっかけのお話をすると、それまでの楽しい様子から一変し、まっすぐな目でうなずき、真剣な様子そのものでした。このプログラムに対する意気込みが感じられました。
 1日目は「さんぽ」を歌い、作ったカードを渡して歓迎しました。その後、福島のみなさまをジブリ美術館へ見送りました。それまで緊張していた5年生でしたが、「早く明日にならないかなぁ。」と一緒に遊ぶのが待ち遠しくなったようでした。

 2日目は、いよいよ子どもたちが準備した礼拝と校内スタンプラリー。机を使った迷路や本の読み聞かせ、実験教室、合奏体験……。人を楽しませることが大好きな5年生は、「楽しい時間をプレゼントしたい!」という思いで、心を込めておもてなしをしました。
 しゃがみこんで、小さい子どもたちに目線をあわせ、優しく声をかけたり手をつないだりして寄り添う5年生。「もっと自分にできることはないか」と考えて行動する姿は頼もしく、誇らしく感じました。
 午後は、お楽しみタイム。ばんざいミックさんによるジャグリングや風船のパフォーマンスで、グラウンドは子どもたちの歓声や笑顔でいっぱいになりました。
 今年も、出会いを通して貴重な学びを得ている5年生たちを目にすることができました。今回の経験を活かし、「今、自分にできることはなにか」を考えながら、学校や下級生のために働くことができる6年生なってほしいと願っています。  (尾亦)
~5年生の感想~
・最初の準備のときは、卒園生ってどんなことが好きなのか、あまりわからなかったけれど、みんな楽しそうにしてくれて、とてもうれしくなりました。
・ふだん小さい子と遊ばないので、最初はどうすればいいのか分からなかったけれど、だんだん話せるようになって、手をつないで歩くことが出来てうれしかったです。
・わたしたちが「上手にできたね。」とほめると、ニコッと笑って「うん!」とうなずいてくれて、かわいかったです。

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≪クレアのあかちゃん誕生
3月28日、クレアが無事に5頭の赤ちゃんを出産しました。
予定日よりも1週間ほど遅れての分娩だったので、やきもきしましたが、ママのおなかの中でのんびりしていた分、どの子もみんな元気で立派な子犬たちです。
5月中旬の巣立ちの日まで、学校にも毎日登校する予定です。子どもたちが、小さな「いのち」にふれ、ぬくもりやおもさを実感することができるよう願っています。
子犬たちはすべてアイメイト(盲導犬)候補犬となります。
クレアを通して、視覚障碍をもった方やアイメイト普及のための活 動に興味関心を持っていただければ幸いです。(吉田)

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≪新任教職員 ごあいさつ≫
尾崎 菜々子(おさき ななこ)
 今年度より立教女学院小学校に赴任いたしました尾崎菜々子と申します。前年度までカトリックの小学校に勤めておりました。「いつか母校に戻ってきて、教員として恩返しがしたい。」という長年の夢を叶えることができ、期待に満ちた気持ちでおります。12年間学んだ立教女学院に戻ってこられたことを神様に感謝しております。2年生の担任として、子どもたちと共に笑い、共に学び、共に成長する1年間を過ごしたいと考えております。子どもたちが安心できる学級づくりを目指し、日々尽力してまいります。何卒よろしくお願い申し上げます。

渡部 彰太(わたなべ しょうた)
 ALの授業と4年生の算数の授業を担当させていただきます。大学では小学校の算数教育について専門的に学んできました。これまで私が学習してきたことを活かして、子どもたちに貢献ですることができると思うと、とても光栄です。また、この歴史ある立教女学院小学校にて、保護者の皆さまとともに子どもたちの成長を見守る機会をいただき感謝しております。この出会いを大切にし、一回一回の授業を子どもたちにとって充実したものにできるよう精一杯尽力していこうと思います。どうぞよろしくお願い致します。

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