学校生活

小学校だより

2017/9/7

第220号 2017年7月20日

夏休みを迎えて    校長  佐野 新生

 厳しい暑さが続いています。連日の最高気温予想に、また今年も猛暑かとげっそりです。本日、本校では終業式を迎えましたが、九州北部の豪雨による大被害も報じられており、心の痛む夏休みのスタートとなってしまいました。被害に遭われ困難の中におられる方々の上に神様の導きと回復への手立てが速やかに与えられることを心からお祈りしております。
 7月1日に学校犬のクレアが予想を上回る9頭もの仔犬を無事に出産しました。盲導犬を育成する公益財団法人アイメイト協会に属し盲導犬の候補犬を産むという大切な役割を担ったラブラドール・レトリーバーのクレアは、まだ2才になったばかりという若さでありながら、妊娠期間中に母親としての風格をどんどん増し加え、実に立派になっていきました。いよいよ出産直前となると、身重という表現がぴったりの大きなお腹を抱え、疲れていながらも苦痛や悲壮感ではなく、むしろこれからの大仕事に向かって前向きに立ち向かっていこうとする意欲を全身で表現し、喜びや充実感を感じさせる表情を見せることも増えていきました。この一連の変化に私は大いに驚かされ、誰に教わったのでもないであろう自然の摂理の妙に感じ入っておりました。吉田教諭の奮闘の甲斐もあり、仔犬は9頭とも順調に大きくなっています。今週に入り目を開き動き回り始めました。心を鷲掴みにされるような可愛さです。子どもたちにこんなに可愛い仔犬たちと健気に子育てに励むお母さん犬の姿を見せられることは本当に幸せなことだと感じています。仔犬は夏休み明けにはアイメイト協会に引き取られ、盲導犬への道を歩むことになります。保護者の皆様に様々な面でのご協力を頂いておりますことを感謝申し上げます。
 こういった状況もあり、今年は夏のキャンプに校長が3期間連続で参加しました。その中で、子どもたちがキャンプに参加することの教育的な意義は、非常に大きなものがあると改めて感じております。キャンプ生活では、他の人と共に快適な生活が送れるように配慮し、自分自身も力を発揮していかなければなりません。教員や友だちの話を良く聞く、施設を綺麗に使う、係などの役割は責任を持って果たす、レク活動は皆にとって楽しいものになるように、他者に配慮し言動にも気を遣う、慣れない野外炊事にも挑戦する、汚れた鍋釜も食器も協力して洗い上げる……様々なハードルが次々に立ちはだかります。しかし一つひとつのハードルに全力で立ち向かうことで、仲間と共に乗り越えた達成感と充実感が生まれ、その喜びや自信が確かな成長につながっていくのです。
 3年生は帰る際に、「私も6年生のお姉さんのように細かく気のつくやさしいお姉さんになりたい」と感想を述べ、頑張っていた6年生は感激しておりました。これからも他者の幸せを我が喜びと感じられる人格を育てていって欲しいと願っております。
 明日からの保護者面談は日頃のお子様の学習や生活の様子、成長や課題を単に通知表や点数という評価でお伝えするだけではなく、全人的な成長や課題解決のために、保護者と担任らが直接お会いして分かち合うことを目的としています。どうかご理解とご協力をお願いいたします。それでは、健康・安全に配慮され、有意義な夏休みをお過ごしください。

 

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≪キャンプ報告≫
あなたがたは神に愛されている子どもですから、神に倣うものとなりなさい(エフェソの信徒への手紙5章1節)

【3年生 キャンプ生活を「たのしみ」ましょう】
 ドキドキしながら迎えた初めてのキャンプ生活。
 キャンプ初日、自分の体ほど大きなリュックサックを背負い学校に到着。となり同士になった6年生とバスレクを楽しんでいると、あっという間にキャンプ場に到着しました。心地よい風を受けながら、芝生の上でお弁当を食べました。その後、キャビンで協力しながらベッドメイキング。夜にはキャビン紹介を行いました。
 キャビンで考えたパフォーマンスを大勢の人の前で見せるのは緊張しました。ゲームもたくさんして仲良くなった上級生が増えました。
 キャンプ2日目。この日はイベントが目白押し!まずは野外炊事でカレーを作りました。かまどから出る煙に涙し、慣れない包丁に悪戦苦闘しました。
 「こうやって、野菜を切るんだよ。」とけがをしそうな手つきの私たちに、6年生は優しく野菜の切り方を教えてくれました。キャビンの一員として精一杯がんばった後のカレーの味は、今まで食べた中でナンバー1!でした。
 夜はキャンプファイヤー。「このまま楽しい時間が続けばいいのに…。」と思いました。
 キャンプ最終日。
 いよいよ6年生とのお別れが近づくと、「ありがとう」「これからも仲良くしてね」「もっといっしょにすごしたかった」という気持ちがこみ上げてきました。 一足先に遠足に出発する6年生のバスが見えなくなるまで、必死に手をふりました
 その後、ライジングフィールドに行って、川遊び。高い木々に囲まれた林を抜けると、遠くのほうから何種類もの鳥の声が聞こえました。夏の暑さに対し、川の水はしびれるほど冷たいものでした。水をけって友だちとかけ合ったり、草にかくれていたカエルを見つけたりしました。
 初めてづくしでしたが、「あんな6年生になりたい!」という新しい目標ができたキャンプになりました。(吉川)

 

【4年生 自分たちで考えて「たのしみ」を発見しましょう】
 昨年は6年生が一緒にいて、教えてもらいながら、色々とやってもらうことの方が多かったのですが、今年は「自分たちだけで頑張ろう」と、意気込みが違いました。「自分たちで考えて、たのしみを発見すること」を目標に、キャンプが始まりました。
 みすず山荘に到着し、まずは「ベッド作り」です。話を聞いていないと自分たちだけでは作れないと思い、保健係の説明を真剣に聞きました。キャビンの8人で協力することの必要性とともに、そのおもしろさも感じ始め、1日目夜のキャビンピックも勝負に燃えながらも、楽しく過ごすことができました。
 2日目は一番のイベント、野外炊事です。係分担したものの、係の人に任せきりにすることなく、自分の仕事が終わったら、他にできることはないかを探し、率先して手伝ったり、片付けたりする姿が印象的でした。おこげができてしまうキャビンもありましたが、おいしいカレーができ、そのおいしさは協力した証のように感じたようです。
 3日目には野鳥の森をガイドさんと共に歩き、夜にはキャンプファイヤーがありました。火の精が点けてくれた火の明かりのもと、暗闇の中でのゲームや歌に大興奮。一生懸命に楽しみ、盛り上がりました。
 自由時間にはベローナやブレスと走り回り、芝生の上を転げ回ったり、ボールを使ってバレーボールやドッジボールをしたり、思う存分遊びました。係の仕事も一生懸命にこなし、1年で大きな成長を見せてくれた4年生。キャンプで感じたこと、学んだことを、学校生活の中でもたくさん発揮してほしいと願っています。(鈴木)

              

【5年生 「たのしみ」を創りだしましょう】
 「たのしみ」を創りだしましょう。4年生より一段進んだ目標を踏まえ、軽井沢でのキャンプがスタートしました。
 1目の夜はキャビンピックと題して、様々な競技をキャビンごとに競います。係の子どもたちは、先生に頼らず自分たちで企画を準備しました。実際に運営していく中で計画を変更することもありましたが、参加する子どもたちもまた、前向きな発言で「たのしみ」を創り出す大切さを学ぶ機会となりました。
 2日目は、いよいよ自由献立の野外炊事です。朝から滝のような土砂降りでしたが、大きなピロティの下なら大丈夫。キャビンごとに協力して食事を作り、心と体を満たしました。
 夕方になると雨はピタッと止み、ピッキオでのナイトハイクも実施できました。再整備されたばかりのビジターセンターに接する木の巣箱には、今年生まれたムササビが入っていました。特に若いムササビは、自然の中で生き残るために過敏になっており、小さな声や指をさすなどの動きであっても危険と判断してしまいます。たった1人が約束を守らないだけで、非情にも野生動物はその姿を見せてくれることはありません。ピッキオのスタッフのアドバイスを元に静寂を保ち、72名で見守る中でムササビはその姿を現してくれました。ムササビは木をよじ登り、暗闇に姿を消して行きました。その後は、ヒメコウモリの観察や漆黒の森の中でのプログラム。貴重な体験ができたとともに、その良い学びの時間を作り出すためには、全員の協力が必要なことも学べました。
 梅雨の真っ只中にもかかわらず、3日目、4日目のプログラムも最高の環境で実施でき、神様に見守られていることを実感できたキャンプとなりました。(大澤)
自由献立のメニュー
         

大きな大きなキャベツと白菜!頑張って持ち帰りました!

【6年生 「たのしみ」を人に与えましょう】
 6年生にとって、最後となる軽井沢のキャンプ。「たのしみを与えましょう」の目標をもって、3年生と一緒に2泊を過ごしました。初めてキャンプに参加する3年生に心を寄せ、自分たちの経験をもとにして接し方を考えることは、客観的に自分自身を見つめ直す良い機会になったようでした。話のきっかけをつくろうと工夫したり、腰をかがめて3年生の髪を結んだりと、相手の立場を想像して寄り添う姿はとてもほほえましく頼もしいものでした。
 3年生が帰京したあと2泊延長してのクラスキャンプでは、気心の知れた仲間たちと思い切り遊んだり、白糸の滝へ遠足に行ったり富岡製糸場を見学したり、日常を離れた時間を過ごし友達の新たな一面を知る機会となったようです。自分たちで企画を運営することを通して、準備や相談の重要さを学び、リーダーとして役割を果たそうとする仲間を支える大切さを体験することができました。最後の夜は、みすず山荘の広い芝生の上でテント泊。明るいうちに、協力してみんなでテントを張ると気分が盛り上がります。夜、パジャマに着替えて寝袋を抱え、そーっとテントに入ると、いっそうわくわくしてなかなか眠れないようでした。朝晩は寒く感じる軽井沢でしたが、テントの中は寄り添って眠る子ども達の温もりで暑く感じるほど。特別な経験の夜になりました。充実した思い出と、たくさんの学びを得ることができたことを神様に感謝しています。(杉本)
       
       

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